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時限捜査 (集英社文庫)

時限捜査 (集英社文庫)

時限捜査 (集英社文庫)

作家
堂場瞬一
出版社
集英社
発売日
2017-12-14
ISBN
9784087456714
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時限捜査 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

最近読んだ堂場さん作品の中では、イチオシ❗️堂場さん新聞記者時代に培ったと思われる、警察内部事情のディテール、展開の意外性、なによりもスピード感。わたしが警察小説に求める全てがあった。その上競技としての射撃選手、元甲子園児だった警官まで総動員で事件の解決に臨んでいく。これもいわば警察という「チーム」なんだよな。ラスト数ページは、息をつくのも忘れて一気に。直前に『検証捜査』のドラマを観たのも、勝因のひとつかも。

2018/07/06

いつでも母さん

シリーズ第4弾。堂場さん、間開け過ぎですよ。登場人物忘れてたじゃないですか~しかし、今回主役は明日が定年退職の大阪梅田署長・島村だ。大坂が舞台なのだが、そこはどっこい、そこだけじゃないのが面白い。東京での殺人事件が鍵となり、かつての仲間・神谷登場(と言っても電話だが)三重にも組まれた犯罪の解き方、射撃の日本代表になっている部下、24時間という時限の持つ意味、支える妻の存在・・面白かった!500頁超、一気に読んだ。もう、次を期待してしまう。

2018/01/06

KAZOO

「検証捜査」で一緒になった警視庁の刑事と大阪府警の署長が別々な事件を同時に追いかけることになりますが最後はその事件がつながって、という話です。題名となっているのは大阪府警の署長の任期が切れる間際の話で、どうしても解決したいという署長の意気込みが現れています。解説を先に読んでドラマ化された配役をイメージしながら読んで楽しめました。刑事が仲村トオル、所長が角野卓造です。

2018/09/14

じいじ

 23冊目の堂場小説だが、警察モノではトップにしたい傑作。文庫版書下ろしの新作、急遽予定変更した甲斐のある読み納めに相応しい一冊でした。舞台は、日本最大級のターミナル駅「大阪駅」での人質籠城事件を柱に据えた警察活劇。前後して起きる大阪名所での爆破事件が絡まる。息づく間がない緊迫感連続の511頁が堪らなく面白い。明日に異動を抱えた主人公・島村署長の温厚な人柄、勇猛果敢な指揮姿勢の描写の妙が、ストーリーの面白さに加えて光る作品だ。このダイナミックな醍醐味は、ぜひ読んで実感していただきたい。

2017/12/31

のり

梅田署長として残り1日となった夜に、大阪の名所各地で爆発が相次ぐ。さらに大阪駅では人質をとった立て籠り事件も…署長としての時間は僅か。「島村」は指揮をとり、懸命に現状打開を目指す。そんな折、遠く離れた東京でも殺人事件が…大阪府警は総動員。犯人の要求も動機も中々よめない。無謀過ぎる犯行。裏に潜む黒幕の影。次第に明らかになる全貌。「下倉」の職業意識の高さに敬礼。

2019/04/24

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