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棋翁戦てんまつ記 (集英社文庫)

棋翁戦てんまつ記 (集英社文庫)

棋翁戦てんまつ記 (集英社文庫)

作家
逢坂剛
船戸与一
夢枕獏
志水 辰夫
黒川博行
大沢在昌
宮部みゆき
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2018-03-20
ISBN
9784087457179
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棋翁戦てんまつ記 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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utinopoti27

今を遡ること二十数年前、文壇の将棋通が集まって創ったタイトル戦があったそうな。その名も「棋翁戦」。本書は逢坂剛、北方謙三、船戸与一、夢枕獏といった錚々たるメンバーによるタイトル争奪戦に加え、将棋を知らない大沢在昌や宮部みゆきまで巻き込む超豪華版だ。まあ、とは言っても、やってることは超のつくヘボ将棋。挑戦状や受諾状、ディスり合戦等々、平たく言えば「大御所同士のおふざけ」なのだが、文章が無駄に格調高いため、不覚にもつい真剣に読まされてしまった。昨今の将棋ブームにあやかる意図がミエミエなところもツボにはまる一冊

2020/07/19

Syo

将棋 好き。 参段。 黒川博行も大好き。 こういう企画、 今でもやってくれればいいのに。

2018/06/15

緋莢

図書館本。文壇に存在した将棋タイトル「棋翁位」をめぐる戦い。最初は「相撲だったら、俺は強い」と誰かが言い出したのから始まり、相撲をしたらとんでもない事になるから急遽、将棋で勝負となったようです。「序の戦」は志水辰夫、逢坂剛、船戸与一が相撲について書いており面喰いました。この3人から始まり、夢枕獏、黒川博行らが参戦し、北方謙三が将棋してないで小説を書けという文章を寄せたり、米長邦雄と対局したりします。ワイワイガヤガヤ、楽しかったんだろうな、というのが伝わってきます。今やるとしたら誰が参加するんでしょう?

2018/10/04

スプリント

後手に2七の歩の駒落ちは卑怯すぎますねw 小説家たちの茶目っ気たっぷりな姿が楽しめます。

2018/06/30

鬼山とんぼ

飲み会の冗談から始まった著名冒険作家たちのヘボ将棋の記録。ホンネ剥き出しでプロレスみたいに相手に悪口雑言をぶつける一方、自分のことは徹底的に自己弁護し、見栄や体裁お構いなしの抱腹絶倒の一冊。この本を読まずして逢坂剛、船戸与一、夢枕獏の実相を知ることはできず、彼らのファンを自称する程度なら許してやるが、マニアを名乗るのは不届き千万、電話は二番、惨事の始末は集英社であろう。名人になった米長邦雄も登場するが、何を隠そう私は米長翁の講演会で一枚だけ書かれた「一歩千金」と書かれた直筆の色紙を所有している。

2018/11/04

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