グレイ (集英社文庫)
グレイ (集英社文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
東京という街に絶対的な価値を置く、ある地方出身の大学生が、時代に呑まれて成長(といっていいのか)して行くピカレスクもの。彼のふてぶてしさや、「女を抱く」などの表現が、あまり堂場さんらしくないなぁと思いながら。モヤモヤとした読後感を含め、これは、同時代を東京で生きた、わたしたちへのオマージュ作品なのだろう。
2018/07/18
じいじ
面白かった。新しい堂場小説との出会いを感じた。将来に漠然と夢を描く青年が、悪党の罠にハマり、それらに立ち向かう…話。舞台は、1983年の東京。バブル前夜のまだ、携帯電話も普及前でテレカの時代。この二十歳の青年に、50余年前の自分を重ねて読みました。貧乏学生の金銭感覚、社会認識の変化、そして正義感が実に巧く描かれています。解説の平松洋子氏の「これは著者の異色作」に同意です。
2018/06/20
Syo
これまた既読感満載。 けど面白い。 田舎から出てきた 早稲田かどこかの大学生。 街頭アンケートの 才能を認められ…。 なかなか。
2019/11/28
ユザキ部長
グレイじゃなくブラック。黒いけど、野心て若いからこそ持てるんだろな。あぁでも話の全体がボヤけたままだからグレイなのか。
2022/08/30
ペーパーピーポー
この物語は面白いのか否か? まさにグレイ
2019/10/27
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