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なんてやつだ よろず相談屋繁盛記 (集英社文庫)

なんてやつだ よろず相談屋繁盛記 (集英社文庫)

なんてやつだ よろず相談屋繁盛記 (集英社文庫)

作家
野口卓
出版社
集英社
発売日
2018-08-21
ISBN
9784087457759
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なんてやつだ よろず相談屋繁盛記 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

老舗料理屋の跡取りを弟の正吾に継がせて、兄の信吾は将棋指南所とよろず相談屋を開いて、あーだこーだする話。主人公の信吾は、飄々としていてつかみどころがないね。無意識に気がつけば人を幸せにしているタイプ。要するに信吾は天然という奴かな。主人公が主人公なら、物語もつかみどころがなく飄々として淡々と話がむ。信吾の戦闘能力と特殊能力を発揮するのは次作かな。今作は手探りな感じ。信吾といろいろな人と巡りあって、どう人と繋がって行くか気になるシリーズですね。とりあえず信吾に対して叫びたくなる。なんてやつだ!

2020/06/24

mariya926

ナツイチで気になったのでリクエストしてみました!幼い時に大病を負って以来、記憶を失ったり動物の声が聞こえたり、ただ話しているだけなのに相手の人が答えを得たり!!それで将棋とならずやのお店を出してしまいます『一人でも多くの人に味方になってもらえるようにしなさい。なるべく敵をつくらないように』という母の教えを守りつつ、何気に武道もお手の物。シリーズ物なのかな?途中で終わってしまった感じです。『子どもは大人が面白がっていること、真剣に取り組むことに興味を示し、あれこれ試して、自分にとって楽しいことを見つけ出す』

2020/06/08

海猫

ちょっと奇妙な味わいの時代小説連作集。主人公の信吾は老舗料理屋の跡取り息子。生き物と会話ができてしまう。性格は掴みどころがなくて変わっているが、まあ好青年。鎖双棍というヌンチャクのような武器を使いこなす。そんな彼が「よろず相談屋」を開く。信吾が名探偵ばりに頭が切れて事件を推理するわけでもなく、鎖双棍で悪党を倒すってわけでもない。なんだか妙な事件が信吾のペースにはまって、いつの間にやら解決してる感じ。これが、なんだか楽しい。この本は開幕編といった内容でまだ「繁盛」してない。次巻からが本番、といったところか。

2021/02/09

ぶち

物語の設定が興味深いです。老舗料理屋の長男ですが、幼い時に大病をしてから生き物の声が聞こえ、話もできるのです。危ないときには生き物の声が危機を教えてくれるのです。ヌンチャクの使い手でもあります。そんな主人公が料理屋を弟に譲り、"よろず相談屋""将棋指南所"を開くのです。その志は人の役に立ちたいというものですが、相談に来る人がなかなかいません。ストーリー展開が淡々としていてメリハリがないなぁと思いながらも、いつのまにか引き込まれています。シリーズが進めば、この主人公の魅力ももっと増してくるのでしょうか...

2020/09/03

mocha

もっとファンタジックなお話かと思ったら意外に実直。主人公信吾は幼い頃に大病を患い、代わりに特殊能力を身につけた。『しゃばけ』の若だんなを思わせるが、こちらの若だんなはヌンチャクみたいな武器の使い手。ただしその腕も能力もあまり出番がなくて残念。きっとシリーズ化されてこれから大活躍するんだろうな。

2020/06/29

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