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池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」 (集英社文庫)

池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」 (集英社文庫)

池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」 (集英社文庫)

作家
池上彰
出版社
集英社
発売日
2019-05-17
ISBN
9784087458794
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池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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佐島楓

日本的資本主義→アメリカから持ち込まれた新自由主義の採用がもたらした功罪。景気の悪化で崩壊する年功序列・終身雇用。終身雇用に関しては日本固有の側面が大きいと思うが、安定して働けることでこの国は人心が荒廃することが少なく発展してきた。しかしいまここで転換点を迎え、新しい働き方のモデルを模索する時代に来ている。経済的に悲惨な未来にしないためにも、それぞれの分野で知恵を出し合うことが必要だ。

2019/05/28

とくけんちょ

マルクス、資本論といえば革命のためのバイブルというイメージ。つまりは、資本論とはなんぞや?という興味があり、それでいて原書を読み解くまでのガッツがないという私にピッタリの高校生でもわかるシリーズ。資本主義は、突き詰めれば立ち行かなくなる、なので別の仕組みが必要になるということのようである。今の時代を予言していたとまでは感じないが、昔々にここまで考えを発展させる力は素直に凄まじい。

2020/03/02

ひろし

感想というか、関係する話を書きます。3月22日の土曜日に地元愛知の東海テレビでやっていたドキュメンタリー「チョコレートな人々」をたまたま見た。久遠(くおん)チョコレートという最近増えているお店の話ということなので、チョコレート職人の話かと思ったら違っていた。障がい者を雇用して、その人が自活できるだけの賃金を払って、それで事業が成り立つよう自社ブランドを高級イメージで根付かせたいと思って奮闘している事業主の話だった。

2021/04/08

Book & Travel

高校生では勿論ないのだが、近年再注目されている資本論を抑えておきたく、かと言って原著は自信が無いので、頼りになる池上さんの解説本を。原著は難解だが流石にとても分かりやすい。資本論のエッセンスは企業に長年勤めていると何となく頭に入っているが、マルクスの影響を受けてできた社会主義国家の結末から、最近の新自由主義の台頭まで解説してくれるのは有難い。150年前に今の世を予言したかのような内容だが、それだけ普遍的な原理ということだろう。時代が変わりつつある今、読み直して資本主義の問題点を理解しておく意義がわかった。

2020/06/11

レリナ

これはわかりやすい。資本論の難解な文章を著者がわかりやすく解説してくれていて、読みやすかった。マルクスが伝えたかったことが見事に的中していていて、すごい。資本主義や社会主義どちらも一長一短あれど、やはりそれを生かすも殺すも、人間次第なのだと実感した。今でこそ働き方について見直されたり、環境の変化があるが、資本主義の国ではどうしても格差が生まれてしまう。しかし、それは人ひとりひとりの能力もあり、中々一朝一夕で解決できるものではない。この本を読んで資本主義社会などについて少し理解を深めることができた。

2019/08/15

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