椎名誠[北政府]コレクション (集英社文庫)
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椎名誠[北政府]コレクション (集英社文庫) / 感想・レビュー
おにく
椎名誠さんのSFは、代表作"アドバード"を読んだ友人が「訳が分からん」と漏らしていて、これまで敬遠してましたが、過去に近代戦争があった事を示唆させる"北政府"の世界観は、想像力に刺激を受けました。この独特の世界観は、全くの空想から産み出されたのでなく、作者のアウトドアの経験や、出会った人やモノも反映されていると思います。それというのも、"水上歩行機"に出てくる「目は全体に黄濁して、黒目との境界がない」という網元の人相は、いずれかのエッセイに出てきた現場監督さんと、特徴が一緒だと思い出したもので。
2019/08/13
ツバメマン★こち亀読破中
「北政府」って何なのかは詳しく説明されないけれど、椎名誠のSFで何度も描かれている、どこかの国の戦争後の荒廃した世界を舞台にした11の短編を北上次郎が1冊にまとめたアンソロジー。時を経ても全く色褪せないのは未来を描いたSFだからか、戦争が身近になったからか?「北政府モノ」の長編「武装島田倉庫」も久々に読みたい!
2022/12/28
時代
とてつもなくわけわからん。そうか!椎名のSFは苦手だったのを忘れてた!とんでもない世界だった✖️
2019/07/30
ばななな
夢中になってアドバードを読んだ頃を、懐かしく思いながら、楽しく読みました。 ホラはでかいほうが、いい!
2019/10/20
Ai
シーナさんの北政府コレクションを読み続けている。過酷な世界で生きるたくましい人々の姿と、摩訶不思議の生態系を一緒に冒険しているようで楽しい。灰汁と百舌が活躍するエピソードもいいが、ラストの『スキヤキ』にやられました。切ない。
2023/07/04
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