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生きて候(上) (集英社文庫)

生きて候(上) (集英社文庫)

生きて候(上) (集英社文庫)

作家
安部龍太郎
出版社
集英社
発売日
2006-01-20
ISBN
9784087460049
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生きて候(上) (集英社文庫) / 感想・レビュー

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スー

28主人公は本多政重で初めて知った人物でした。本多正信の子で槍の名手の倉橋長右衛門の養子になり正信や正純と違い武辺者に育ち友の父親の仇を討ち徳川家を出奔、前田利家に頼まれ朝鮮で何が行われているかを調査に行くがそこで政重が見たのは地獄絵図のようになった朝鮮だった。この辺りは辛かったですね、これじゃ朝鮮の人達が怒るのも分かります。無益な戦争を終わらすために宇喜多秀家と協力するも秀吉は動かず多くの人を苦しませていく。ここまで来ると豊臣家が潰れるのも仕方なしですね。次は宇喜多秀家に仕え関ヶ原へ。

2021/02/18

gonta19

2010/7/23〜7/25 本多正信の次男として生まれたものの、槍奉行倉橋長右衛門の養子になった倉橋長五郎政重。わけあって、秀忠公の近習を切り捨てて徳川家を出奔。前田利家の密命を受け、慶長の役真っ只中の朝鮮半島に渡る。あまりの悲惨さに心を痛める政重。敵討ちやら天下取りをもくろむ徳川家の策略など、次から次へと巻き起こる難題に義に生きる一本気な政重が清清しい。格好良い男である。下巻が楽しみ。

2010/07/25

emico

文庫本にて再読。本田政重の話。この時代の小説は、やはり興味深く面白い。

2015/07/11

蕭白

久しぶりの安部作品。熱い漢の話に、ページをめくる手が止まりませんでした。

2023/03/29

しょうゆ

本多政重をモデルにした英雄譚。竹蔵はおそらく…という脚色からわかるように、ともかく強い政重。義に篤い政重。まるで関羽のような漢で単純明快。その背景には一向宗だった亡き母や、徳川家で参謀として一線で働く父と兄、という構図は非常におもしろい。

2017/03/07

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