水滸伝 5 玄武の章 (集英社文庫 き 3-48)
水滸伝 5 玄武の章 (集英社文庫 き 3-48) / 感想・レビュー
W-G
大きな戦もあり、色々と動きが早まる前半のハイライトの巻。序盤の宋江の籠城戦だけでもじゅうぶん面白いのに、行方知れずとなっていた魯智深の脱出劇や楊志の最期等々、とにかく見どころ満載。ここまで盛り上げることに成功した最大の要因は、著者が作り上げた、原典にはない組織である青蓮寺だろう。この巻を皮切りに、時と場所を変えて、裏に表に死闘を繰り広げる物語のフォーマットが完成した。こうなってくると、もう一人、オリジナルキャラの楊令が俄然気になってくる。どのように物語に絡み、どんな漢に成長するのか、ハードルはかなり高い。
2021/11/11
しんごろ
ついに戦によって物語が動き始めました。梁山泊本体も出陣するほどの官軍との激突!鄧飛、楊志、石秀、周通の漢達の生き様、姿に涙が止まらないよ~(ToT)まだまだ続きがあるのに、この感動と衝撃!一気に物語に活を入れられひきしまり、どんどんページのめくるスピードを早くさせられるくらい、引きこまれます(^^)5巻にして、この感動…だから北方水滸伝は面白い!読友さんに再読を勧められて、よかったと思う今日この頃です(^-^)
2017/01/03
ehirano1
#大きな展開キタ!#済仁美、死亡フラグを立ててしまう。#袁明の国を想う形にも一理ある、しかし民を見ていない、民を!#楊志、まさかの退場・・・。#白嵐、どこ行った?#いくなんでもその脱出法はないよ、魯知深。#もうちょっと見たかったよ、黄文炳。#痛みは心の中の何かを癒す。#負けたら、負けたところからまた何かが始まる。
2019/12/14
納間田 圭
物語の本流に…強烈にインパクトをもたらす象徴的な章。まさに鳥肌が立つ展開。まずは…準主人公でありながら…全く出番の無かった魯智深(花和尚)が戻って来る。牢獄から逃げるために…失った片腕。それを焼いて皆んなで食する豪快さは…さすが。その北方からの壮絶な命辛辛脱出劇がすごい。次に…メインキャラの楊志(青面獣)が散る。もう…涙なしでは読めない。息子の楊令が見た…父の壮絶な最後の戦いと母の尽きぬ愛情。そして…偶然にも顔に残った青面の父と同じ場所についた…赤い火傷の痕。楊令これからの運命は…いかに⁉︎
2021/09/23
Kircheis
★★★★★ 1番好きな巻かもしれない。 楊志はもちろん石秀も好きなキャラだったので辛い。 しかし最期の輝きは凄まじい。 この巻があるから、以後の楊令が主役となる流れもしっくりくる。
2018/03/15
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