ひとりの女 (集英社文庫)
ひとりの女 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
群さんのこういう「極端なキャラ」小説、嫌いじゃなかったんだけど、これはなぁ。自分の母親に向かって「あんた」ってあり?現に部下から「あんた」呼ばわりされて、怒ってるよね。「上司に向かって『あんた』とはなんだ」って(笑)なんかもうその時点で萎えた。群さん、稼ぎを実の母親に散財されるってあちこちで書いてらしたけど、実際に母上に「あんた」と言ってらっしゃるんだろう。稼いでいるんだから当たり前、なのかな。
2020/03/01
takaichiro
群さんのキャリア女性小説。主人公マイコは仕事バリバリの課長さん。45歳、独身。マンション購入済み。生活インフラは揃い、生活力に問題なし。ファッションや流行モノへの興味も旺盛で女子に大人気。健康に気をつける年齢だが元気いっぱいで、男性社員にも一目置かれている。偶に若い男子の扱いに手を焼くことも。それでも「私は私だから」と生きる彼女のスタンスはGOOD!本書は2003年が初出。この頃は珍しい女性のタイプだったのかも。現在ではマイコの様に生きる女性はたくさんいる。女性が頑張る社会はとても楽しく、そして華やぐ。
2020/01/04
じいじ
45歳で独身、オモチャ会社勤務の女性課長セノマイコが主人公。とにかく、マイコのキャラが際立って凄いのだ。身長170㎝、肉食を好み、自尊心が高く仕事ができるが、恋愛が大の苦手である。同性には優しく、男(とりわけ上司)には容赦なく噛みつき手厳しい。男として好きになれないタイプだが、どこか憎めない魅力ある女である。そんなカッコいいマイコさんの奮闘ぶりを綴った群さんのお仕事小説は、すがすがしく気分爽快です。
2019/10/17
chichichi
セノマイコ、カッコいい!仕事に一切手を抜くこと無く邁進し続ける45歳、中間管理職。自分のみならず回りにもそのポリシーを貫く為、煙たがられる事も多々。でも私は嫌いじゃないですよセノマイコ。会社に一人セノマイコ。いや、部署に一人セノマイコ。5ミリ幅のアイラインにはビビりますが…笑
2015/07/09
はな
面白かった!!マイコ素敵。食べっぷり豪快、仕事もバリバリ!言うべき…ちょっと言い過ぎ感も否めませんがハッキリ言う強さ。しかし猫ちゃんには甘い。愛すべきキャラクターでした。続きがきになる…あるのかな?
2017/02/11
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