恩はあだで返せ (集英社文庫)
恩はあだで返せ (集英社文庫) / 感想・レビュー
kei302
5年ぶりの新刊『地獄への近道』を読む前のウオーミングアップ。斉木梢田・御茶ノ水署シリーズの第3弾。 百舌とかハゲタカとかの鳥ものはハラハラドキドキで胸が痛むので再読しないけど、このシリーズはいつ読んでも楽しめる、安定の面白さ。 この第3弾は、五本松レギュラー入りで、シリーズベスト(自分的に)。 小学校の同級生で、片方がいじめられていたと思っているのは、今野敏「隠蔽捜査シリーズ/竜崎&伊丹」と似ているけど、ふざけ具合はかなり違うのです。
2021/05/23
nemuro
思いがけず<御茶ノ水署>シリーズ最新刊の『地獄への道』が5年ぶりに出て嬉々として読了(6月3日)。そうなると『しのびよる月』から順番に振り返らざるを得ない(3度目くらい)などと勝手に思い込んでの第3弾。『ブラック サンデー』『超芸術トマソン』など年の瀬を控えて渋滞気味な7冊の先輩たちをヒョイと飛び越え、「紅白歌合戦」をチラチラと観ながら、2021年最後の一冊に滑り込んだ。1985年に始まったシリーズで最新刊は2021年。長きにわたって連綿と書き継がれているシリーズを繰り返し味わうこと。至福のひと時である。
2021/12/31
たち
斉木と梢田の同級生コンビがゆる~く事件を解決するところが面白い。色々と突っ込みどころはあるのですが、そこがまたいいです。『気のイイ女』がお気に入りです。
2020/11/20
bibi
絶対どうにかして、解決してくれると安心して読める。楽しかった😊
2021/11/27
タツ フカガワ
殺人事件など起きなくてもグイグイ読ませる警察小説のシリーズ3作目は5話の連作で、どれも笑えて面白い。たとえば「五本松の当惑」は、古書の稀覯本を巡るコンゲームのようでラストが痛快。また今回も、鉄拳を振るえば相手を全治3か月の病院送り(前作)にする五本松小百合刑事がいいですね。表題作のラストに渋く登場する姿はハードボイルド・ディテクティブ!
2021/09/10
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