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森のなかのママ (集英社文庫)

森のなかのママ (集英社文庫)

森のなかのママ (集英社文庫)

作家
井上荒野
出版社
集英社
発売日
2007-05-18
ISBN
9784087461602
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森のなかのママ (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

苦手なほうの荒野さんだった。「フシギちゃん」のお話。長嶋有さんのあとがきは好き。

2017/05/10

おくちゃん🍎柳緑花紅

人生たまには、ものすごくならないとね‼その、ものすごさと渡り合う為にママは、ものすごく奮闘します。「そうくるか」「だがまさか」「いやしかし」やるなぁママ。井上荒野さんの作品が益々好きになった。

2015/07/08

shizuka

荒野さんの小説、どこから荒削りでしっかりしていない雰囲気があるのだけれど、その隙間というか余裕というか、作り出された力の抜けた空間がとても気持ちいい。60歳の自由奔放でモテまくる母親を持ついずみ、大学生20歳。父親は有名な画家、すでに死去。夫婦関係が悪かった訳ではないが、父にも過去があり、いまだふりまわされている少し。でママはというと気にしていない風を醸し出しながら、あれ気になってるのかなと思わせるので、結果自分の青春よりもママのお世話に時間を費やしてしまう。取り巻く人間像が個性的。誰もママには敵わない。

2018/01/06

けぴ

自由奔放なママと娘のいずみ。パパは既に亡くなっている。ママの親衛隊的取り巻きの男達、パパの元愛人、いずみのボーイフレンドが繰り広げる日常的小事件を描く連作小説。巻末の解説にあるように夜に読むのが似合うストーリー。井上荒野作品としてはカラッとしていて気楽に読めました。

2024/07/27

エンリケ

初読みの作家さん。ユーモラスで微妙に噛み合わない会話が僕好みだった。お話は画家の未亡人と娘を中心に進む。この未亡人が個性的でチャーミング。マイペースで行動パターンが読めない。それに時に苛つきながら振り回される真面目な娘。そして事有る毎に集まって来る未亡人を崇拝するおじさん達。基本的に登場人物は皆善良でお話もあっさりした描写。でも亡き画家の愛人が登場したり、娘と母の三角関係が有ったり。ひとつ間違えれば結構重たくなる内容だ。それを軽妙に描く筆力は大したもの。ちょっと瀬尾まいこさんの作風に似てる気がした。

2016/06/23

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