新 アラビアンナイト (集英社文庫)
新 アラビアンナイト (集英社文庫) / 感想・レビュー
雲をみるひと
アラビアンナイトに発想を得た短編集。各短編の冒頭に作者の旅行体験などの掴みのための小話が乗っている。ストーリーもなんとなく聞いたことがあるものが多く耳馴染みがあるが、アラビアという場面設定を変えていないにも関わらずわかりやすいことが素晴らしい。
2022/06/10
あさらん
再読。アラビアンナイトな気分が再燃したので。アラビアンナイトそのものでもなくパロディでもないけど、アラビアンナイトのような幻想的で美しい夢のような物語集です。本元にはない水タバコやコーヒーが出てくるのも魅力的。挿し絵も綺麗で全部のカラーで見たいぐらい。大人向けの絵本にならないかな。とても読みやすいので、アラビアンナイト読んだことはないけど気分を味わいたいという人におすすめです。
2015/02/08
REI
図書館本。一話一話は短くさらりと読めて、イスラムの文化を少し学ぶこともできる。挿絵も独特の世界観を表現していて、イスラム世界を小旅行したような読後感でした。
2017/10/22
はる
身近な絨毯織やシーシャが話題の夢物語。私生活で見てるものだから尚更、「もしかしたらあそこから魔人が出てくるかも!」とか1人で想像して笑っちゃった。 日本昔ばなし アラビアver.って感じ😄😄
2019/09/27
sibasiba
清水義範流アラビアンナイト。オチもないようなあっさりした話も多いが説話集らしくそれっぽくて良し。最後の話で千夜一夜らしく枠物語の変形的な使い方に感心した。「水パイプの中の恋と冒険の物語」「ウード弾きと詩人と美少女の物語」「ミナレットが空を飛び魔神を滅ぼす物語」何かが特に好き。
2016/12/15
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