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夜のかけら (集英社文庫)

夜のかけら (集英社文庫)

夜のかけら (集英社文庫)

作家
藤堂志津子
出版社
集英社
発売日
2007-09-20
ISBN
9784087462098
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夜のかけら (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

「男のだれも自分の人生に巻こんではいない、素通りさせているだけだ」と言いきり、4+1人の男たちを文字通り手玉に取る利保子。ひとりひとりに過度な期待もしなければ、裏切られたときの痛手も回避できるしね、というところでは同調できてしまう。でも結局男たちの誰ひとり...。ラスト近くでそれに目覚めた彼女が、急にライターとして芽が出たり、歯科医である新恋人?が現れたり。あまりにもご都合主義が過ぎて。藤堂さんはなにを描きたかったのかしら。

2017/08/08

かこりむ

うーーーん、ところどころ主人公に共感できる部分もあるが、親に扶養され経済的に不自由なく、しかもライターとしての才能がある、そんなアホな、と思ってしまう。でも、だからこそ、異性にあまり期待する必要がないということか。結局、自分にとってまあまあな男性たちと付き合ってきたのは、寂しさゆえなんだろうな。やっと自分が焦がれるような男性に出会えた主人公、でもその思いも時間とともに変わっていくのだろう。その先が見てみたい。

2016/07/25

mami

え?それで??という感想しか出てこない。絞り出すようにこう捉えた「そうそう80年代後半ってこういう強い女、男を手玉に取るような女が描かれること多かったもんね」と。1998年作(そうよね、携帯電話という言葉が出てくるんだから)と知ってまた悩む。何を描きたかったのかが分からない。利保子に全く感情移入が出来なかったせいなのだろうか。

2018/05/24

キムチ

昔、何作か彼女の作品を読んでいた。久しぶりに読んだが、やはり、何も残らない。頭を掠めて行くだけ。 登場人物、会話、シチュエーション。。工夫を感じるのだが、一見「巧み」なだけで、安っぽく感じてしまう。 若い頃はそれなりに読めたけど、歳を重ねると、もう、無理かな。 主人公利保子には何の共感も持てなくって。

2007/06/14

たぬき

星4。 バツイチ33歳の主人公梨保子は、4人の男性と付き合っている。 何でそんな男と付き合ってるんだ!と思いながら、どこか寂しさを感じる主人公の気持ちにも共感した。 最後まで楽しく読めた。

2023/08/17

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