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サグラダ・ファミリア [聖家族] (集英社文庫)

サグラダ・ファミリア [聖家族] (集英社文庫)

サグラダ・ファミリア [聖家族] (集英社文庫)

作家
中山可穂
出版社
集英社
発売日
2007-10-19
ISBN
9784087462241
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サグラダ・ファミリア [聖家族] (集英社文庫) / 感想・レビュー

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kana

同性愛に偏見はないつもりだったけれど、実際自分のまるで未知のレズビアンという世界を垣間見ると何とも不思議な気持ちになった。前半のありのままの感情をぶちまけているかのような描写は勢いがあってとても好きでした。後半はちょっと失速気味にも思えたけれど、ほっこりと暖かくこういう愛の形もあるのかと思った。

2014/10/14

あんこ

最初、何て寂しくて可哀想な人なのだろうと思った。でも、愛を求めていた響子は透子から無償の愛を与えられていたことを感じた。誰かを愛することはこれほど美しいものなのだろうか。とても尊くて大切なものが込められていた物語。血の繋がらない三人だけど、それぞれの愛で繋がっていく様子は、純粋に美しいものだった。『聖家族』という在り方に納得。

2014/04/02

sonic

2015年8冊目。中山可穂さんって『猫背の王子』を書いた方なのねと思いながら、読了。当時、話題作でしたよね。それはさておき、面白かったです。前半の梅ばあと透子とのやりとりの箇所等は、特に、別れた恋人に読んでもらいたいなと思いました。とりあえず、『はじめから親友であった人間と寝ることは難しいが、セックスを重ねてきた恋人と親友になることはできる』という言葉が印象的でした。そう信じてみることにします。他の作品も、おいおい、機会があれば読んでみようかな。ふと映画『チョコレートドーナツ』を彷彿としました。

2015/03/04

つゆき

女の人しか愛せない女の苦悩と葛藤、その他諸々が絡み合い、複雑で奥の深い物語を形成している。思っていたよりも読み易く、何の抵抗も無くビアンの世界に引き込まれていた。新しい家族の形は血の繋がりを凌駕した時に完成する。サグラダ・ファミリア、あると思います。 

2009/11/04

じぇりい

「弱法師」があまりにも自分の中で衝撃的だったので、別の作品も読んで見たくなって手にした一冊。読んでる間はやっぱり息苦しくて、でも最後はこんな家族の形もありかなと思わせるお話でした。

2014/04/25

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