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二十億光年の孤独 (集英社文庫)

二十億光年の孤独 (集英社文庫)

二十億光年の孤独 (集英社文庫)

作家
谷川俊太郎
川村 和夫
W.I.エリオット
出版社
集英社
発売日
2008-02-20
ISBN
9784087462685
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二十億光年の孤独 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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はっせー

最近ハマっている詩集。谷川さんのことを知っていたので是非読みたいと思い手に取った。正直わからない詩もあった。だがこれも含めて詩を味わうことではないかと思った!言葉を減らす分残った言葉が強くなる。そのため伝わりづらくもなる。だが今は分からなくてもいつか分かるだろうぐらいのスタンスの方が気軽に読める。この本で一番印象に残っているのはネロである。亡くなった子犬への辛さを胸に一歩ずつ前に進もうともがいているのがすごく伝わってくる。前に進み続けることがネロのためになるかのように。また詩集を読みたいと思った!

2021/06/05

ヴェネツィア

表題作は教科書やアンソロジーで何度も読んだことがあるのだが、詩集の全編を読むのは初めて。序文代わりに三好達治の詩が付いている。これが谷川の最初の詩集であり、当時は弱冠20歳だったことを思えば、異例のことだと思う。まさしく彗星のごとき詩壇への登場だったのだろう。初版からは60年にもなるが未だに鮮度を失うことがない。また、言葉の平明さは通俗性に堕することなく、瑞々しさを保っている。なお、後半には英訳が付されている。表題作の中の(ネリリしキルルしハララして)は、neriring or …という風な音訳だった。

2013/01/01

空、風、夏、宇宙、そんな言葉が度々登場する若々しさ。谷川氏の作品の中でも特に素直な詩たちだと思った。表題作はもちろん素晴らしいが「風」という詩の中の”僕がひとりであるということだけが正しい”という言葉にハッとした。また、1956年12月の『詩学』に掲載されたという記事「私にとって必要な逸脱」に書かれていたことは、自分にとってものすごく共感できる言葉ばかりだった。その後の「自伝風の断片」と題した谷川氏自身による彼の生い立ちのほか、小学校4年生の頃の作文までもが載っており、とても興味深く楽しく読めた。

2014/04/30

風眠

「万有引力とは引き合う孤独の力である」という一節に、心臓をすいっと持ってかれた。いつも一緒にいる本。これからもずーっと読み続けていく本。・・・きっとね、そうだね。

2012/09/09

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆5.0 // 或る日 / 詩人は / 漢字と / ひらがなと / カタカナに / 恋をして / 言葉に付き纏うストーカーになりました // BY(ToTo)。

2021/04/17

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