愛のいろ (集英社文庫)
愛のいろ (集英社文庫) / 感想・レビュー
いたろう
橙色、黄色、茶色、赤、ピンク、紫、6つの色に彩られた、各色ごとに4話、全24話のちょっと苦い愛の物語。1編は長くても10ページちょっとの、短編集というより掌編集。それぞれの掌編は、物語が始まり、物語の進む方向性が見えたと思ったところで、すっと終わっている。それは、6色それぞれの色を使って描き始められたばかりの、本来なら未完の絵画なのだけど、既に完成画が見えるように思える絵画、といった感じだろうか。その中で、最終話、「好きになる前に」で、主人公の女性が飼っている、ムラサキウニの紫のイメージが鮮烈に心に残る。
2021/10/26
巨峰
短編の名手による6色に彩られた24の短い小説。日常にひんやりとした一瞬の感触だけを与えて、跡も残さずに去っていく物語たち。チェンジ オブ ペース。すこしだけ空気を変えてみたいひとに。
2015/10/11
双海(ふたみ)
不倫の話は苦手だな。興味がないし、気持ち悪し。それ以外の短編は〇。
2019/01/31
りえこ
昔よく谷村さんの本を読んでいたので、久しぶりに読んだ。なつかしかった。不倫とかの話が多く感じました。
2012/12/31
さくや
ひとつひとつの話が短い&ラストが、何とも言えない感じ。私向きではなかったのか読むのに凄く時間がかかった。
2017/02/16
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