ムボガ (集英社文庫)
ムボガ (集英社文庫) / 感想・レビュー
相田うえお
★★★☆☆20009 アマチュア親父バンドがアフリカで有名になり、それを機に日本でもひと旗あげる!的な話が、外国人労働問題や農業問題などに発展し、さらには嵐による水害まで!ぎゅうぎゅう詰めの弁当感覚〜。 当方も海外の人と仕事をする事があるんですが、アフリカの人と茶飲み雑談したときのこと、「日本人、ゴキブリくらいでびびってるダメねー!ボクのとこサソリその辺にいる、毒もってる危険ね〜!」(街にもいるらしい〜!)「皮膚に塗るサソリ除け薬あるけど、日本人塗ったらかぶれるねー」(どんな強い薬なんだ!逆に人がヤバい)
2020/01/19
紫 綺
単行本にて読了。装丁は文庫の方が好きかも。偏見はどの人種にもありそうだが、寛容さに違いがあるのかもしれない。政治的背景と個人の心持ちは違うから・・・。そこのところはよく考えて、外国人とは接したいものだ。
2014/04/19
sin
日本人は今“おもてなし”に浮ついているがそれは一過性の外国人に対する外面だけで、いわゆる長期滞在の労働者の外人に対しては差別丸出しだということを改めて認識させてもらった。しかし面白い、おやじバンドが、アフリカでライブに出場しその勢いを駆って凱旋デビュー~そして結末に至るまでの筆の運びに夢中になって読ませていただいた。
2014/04/03
しょーくん@本棚再編中
★★★★★★☆☆☆☆中年男たちのバンドへかける思い、日本での外国人労働者を取り巻く様々な問題、家族のあり方という異なるテーマを、原さんらしく、ユーモアと問題提起を両立させて書いてありました。一気に読まされてしまいました。クライマックスがあまりにも急展開過ぎたので、もっとじっくり行ってほしかった気はします。
2014/02/15
takaC
「コレステローラーズは今後の活躍に期待」なのね?本の見た目や文章の調子から受ける印象とは裏腹に、いろいろと考えさせられる話だった。でもって高野秀行氏の(傑作)解説は必要不可欠な存在ですね。
2012/06/26
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