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瞽女の啼く家 (集英社文庫)

瞽女の啼く家 (集英社文庫)

瞽女の啼く家 (集英社文庫)

作家
岩井志麻子
出版社
集英社
発売日
2008-10-17
ISBN
9784087463590
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瞽女の啼く家 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

岩井志麻子さんの原点である生まれ故郷の岡山県を舞台に明治時代の瞽女(盲人女芸人)の世界を描いた傑作ホラー長編小説ですね。盲人には目開きには見えない物が視えるという事で本当にそういう事って確かにありそうに思えますよね。この不運な境遇に少しも文句を言わず出来る事は確実にこなし芸を磨きながら生きて行く瞽女衆の逞しさバイタリティーには頭が下がりますね。自分がもしそうだったらと考えると恐ろしくて言葉を失いますね。すわ子・お芳・イクの三人が視た牛女の正体とは?♪過去がどんなに辛くとも彼女らの人生に幸あれと祈りますね。

2020/01/26

ちょん

読みたい本登録していた1冊。岩井さん独特のねちょっとした怖い感じと岡山弁が素敵でした。見えないことの怖さ、見えることの怖さ、結論どっちも怖い(‘ᾥ’)

2022/06/25

井戸端アンジェリか

さあ眼を閉じて....薄暗く生臭い場所へ手を引かれ連れて行かれるような気分。色々とう゛げぇなのに嫌いじゃない。 すわ子様のその後を想像するのが一番怖い。

2015/05/15

okk

久しぶりにホラー読んだかも!明治の田舎の雰囲気がいい!

2023/12/27

Yu。

時は明治。岡山県和気藤村の瞽女屋敷に住む3人の盲女が目にする幻想怪奇ホラー。彼女らそれぞれの視点から成る話で、何気ない日常を過ごすなか、ふと脳裏に浮かんでは消える謎の“牛女”の出現をきっかけに起こる怪異や追い込み。スローなテンポがなんとも言えない怖さを引き出し、三つの語りが終わりを告げる時、残酷にして淫靡な“因果の糸”へと繋がっていく。。目に見えずとも聴・嗅といった研ぎ澄まされた心眼から伝わる心情描写が、ただでさえ重苦しい湿り気のある怪談に拍車をかけてくれます。

2014/06/27

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