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天使の屍 (集英社文庫)

天使の屍 (集英社文庫)

天使の屍 (集英社文庫)

作家
貫井徳郎
出版社
集英社
発売日
2009-02-20
ISBN
9784087464047
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天使の屍 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

なんだかすごく怖かった。先が気になって、ページがぐんぐん進んだ。得体の知れない不穏さや不気味さが感じられるものの、最初は展開が読めずに、とても焦ったかった。真相に近づくためのヒントを提示するのを、やたらと焦らされている感じがして、イライラした。語りは淡々としているが、描かれていることは結構すごかった。「そんなバカな・・・?!」というような死因で、本当に理解不能だった。米澤さんの作品のような「ゾクッ」とした感じを味わった。あまり読んで気持ちのいいものではないが、色々と考えさせられるし、最後は良かった。

2013/07/19

roomy

子供を持つ親としては悲しい気持ちになりますが一応は少しだけ光が見える終わり方でよかったです。血がつながっていてもつながっていなくても親と子、大人と子供の世界はこんなにも大きく違うのでしょうか。親にはなんでも話せる関係だったので物語の中の子供たちに共感できませんでした。同じ年頃の我が子たちとも近いのでこういう関係もあるんだと違う世界のことのように思えました。ライブラリー本。

2014/08/02

かおる

本当に一言相談してくれれば死ななくても済んだのに‥。でもそれが出来ないのが子供なのか。中学生というのは1番危うい時期なのかもしれないなぁとしみじみ思う。

2018/11/07

那由多

中学生の息子が自殺し、納得のいかない父親は死の原因を知るべく奔走するが、息子の友人達も次々と自殺する。子供には子供の理論、大人には大人の理論が存在する。確かに自分が十四歳の時には、今の自分では理解できない思考で行動していたりもしてたな、と振り返る。残された家族は生涯納得できないまま苦しんでしまうんだろうな。

2020/12/22

きのぴ

大人には理解できない「子供の理論」というものは、確かにあると思う。特に学校でのいじめは、「子供の理論」で起きているのだと思うし。将来自分が子供を産んで親になった時、子供が学校でいじめられていたら、気付くことができるのか?とても不安になった。自分にも子供だった時はあるのに、大人になるにつれて子供のことが理解できなくなるってなんだか不思議。

2016/11/18

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