いつか白球は海へ (集英社文庫)
いつか白球は海へ (集英社文庫) / 感想・レビュー
やっさん
★★★★ プロからのスカウトを断り、弱小の社会人野球に入団する男の物語。最後の試合の、予想(というより希望)に反した結末には思わず嘆息。・・・ところで、海藤の決断は結局どっち?
2019/01/15
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
弱小チームに救世主が現れ勝ち進む……野球ドラマの王道的な展開。ドラフト導入の前年で、日本人初のメジャーリーガー・村上雅則が活躍している設定だから舞台は1964年だろう。六大学で活躍した好打者がプロの誘いを蹴ってかつての名門社会人チームに入団するが、オーナーが急死しチームは存続の危機に陥る……。スポーツ小説には『お約束』があって全く構わないのだが、人物造形がやや類型的に感じられた。精神的支柱の三浦が試合に出ない謎を引っ張った割にあっさりの印象。タイトルは魅力的だが内容とは?? もちろん平均以上に面白いが。
2016/05/28
背古巣
題名から高校野球の話かと勝手に思っていましたが、全く違いました。でも、場外に打ち出されたボールがいつか海に漂い出るというイメージは当たりました。地方の弱小チームに入った選手が傷つき葛藤しながらナインのやる気を復活させ、全国大会出場を目指すお話し。主人公が野球を始めるきっかけとなった三浦の秘密はきつかったけど、それに立ち向かってきたのはすごいと思う。あとは、苦しまずに、静かに幸せになって欲しいと思う。海藤はこれからどうするのかな?面白かったです。
2018/04/07
達ちゃん
色々な謎をはらみつつ、最後の試合に詰まったドラマはなかなか良かったです。懐かしい歌がたくさん出てきて、時代を感じつつ違う意味でも楽しめました。
2019/09/21
ペーパーピーポー
プロだけが野球じゃない。 給与は安くても、憧れていた社会人チームでプレーしたい。 海辺の田舎町に移り住んだ野球エリートの物語。 いつか薄給で海へ。
2019/10/05
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