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でいごの花の下に (集英社文庫)

でいごの花の下に (集英社文庫)

でいごの花の下に (集英社文庫)

作家
池永陽
出版社
集英社
発売日
2009-06-26
ISBN
9784087464481
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でいごの花の下に (集英社文庫) / 感想・レビュー

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Shinji

池永陽さん、初読みでした。 タイトルとあらすじからくる純愛小説の印象とはかなり違ったものでしたね。燿子が聞かれていたように私が「沖縄の事をどれだけ知っているのか?」と聞かれた場合、沖縄の光の当たる部分の事しか答えられないと思います。本当は陰の部分がとても大きいんですね… 小説としてフィクションなんでしょうけど、当時それだけの辛く哀しい事実はあったと思います。語り継ぐ為にもこういう愛と生命を問う小説は必要ですね。照屋さんやトミさんのおおらかな優しさにに癒されましたが重厚なお話でした。

2016/05/05

まさきち

沖縄の悲惨な過去、それによって闇を背負わされた人々の苦悩、そしてそこで育った男に心奪われた女の執念と性としての嫌らしさ。色々なエピソードが込められているものの、それらがいまいち上手く噛み合っていなかった印象。でも沖縄で繰り広げられた悲しい物語の一端に触れることができたのは貴重だったと感じられた一冊です。

2023/02/10

90ac

物語はただの恋の旅ではなく、沖縄の現在と、過去の沖縄戦の悪しき記憶を織り交ぜ、沖縄戦の犠牲者とも言うべき「アメラジアン」にも焦点を当てる。特に、おじい:照屋の話は「がま」に逃げ込んだ日本兵の傍若無人の振る舞いによってウチナンチューが受けた被害の話として有名である。沖縄の人々が抱える決して消えることのない歴史的な重荷を、ナイチャーへ知らしめる上でもよい作品かもしれない。一つ気になったのはヒロイン耀子は自分の心理状態不安定を理由に中学二年生を誘惑するというキャラはいただけないと思う。作者の意図が分からない。

2011/09/23

hiromi go!

ものすごく無責任。悪趣味極まりない。最悪の読後感。飽くまで個人的な感想です^ ^

2015/02/07

choco

ストーリー的にはイマイチだったが沖縄戦の話はどれを読んでも興味深い。残酷極まりない沖縄戦。改めて合掌。

2014/07/17

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