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僕は運動おんち (集英社文庫)

僕は運動おんち (集英社文庫)

僕は運動おんち (集英社文庫)

作家
枡野浩一
出版社
集英社
発売日
2009-06-26
ISBN
9784087464504
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僕は運動おんち (集英社文庫) / 感想・レビュー

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takaC

実話のような作り話。または作り話のような実話。読ませるために書かれた話だけあって読みやすかった。

2015/10/17

ひめありす@灯れ松明の火

青春だな、若いな、って思うときの臭い。むわっとする雨上がりの草むらの臭い。成長する密やかな性の臭い。発散しきれない熱と、ぐだぐだと心の奥にたまっている鬱憤と、熱量多めの水分が発する、青い青い春の臭い。それを持っているのは、睫に何本もマッチが乗っかってしまいそうな女の子ではなく、日の光に焦げた男の子でもなく、教室にいるのがよく似合う、むっちりと肥えたかさかさと乾いた肌の、瞳の奥にはち切れそうな自己意識を湛えた昏い光を宿す、どちらかと言えばあまりいけてない子ども達なのだ。【時差】少し足して【自賛】してみよう。

2012/10/24

おかむー

極度の運動音痴のため「うんちゃん」とあだ名をつけれられた高校2年の主人公・川入勝が、劣等感と自意識過剰からなんとなく“死にたい”という思いをかかえつつ過ごす高校生活をうんちゃんのモノローグの形で描いた青春物語。『可もなし不可もなし』。序盤はうんちゃんの捻れを隠した卑屈さにひっかかりつつも、友人・宇佐田とのどこかズレたやりとりでユルく話がすすむのだけれど、中盤からの状況の変化で隠したねじれやドロドロが表面化してゆく様子が実に痛々しい。終盤のアレコレで青春小説らしくうまいこと収まってゆくことで結果オーライかな

2014/08/14

ふみ

山田詠美のパロディと思えないこともないけど、主人公の素直な屈折ぶりが可愛い。モテそうにない男子がもて始めて楽しい。そこはかとなくただごと歌の空気が漂うのも楽しい

2017/09/15

運動も勉強も苦手な主人公の、学生生活で成長していくお話。男の子の目線やったら、共感出来るんやろかぁ?青春小説って良いですよね!!気持ちがめっちゃ若返ります。

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