62のソネット+36 62 Sonnets+36 (集英社文庫)
62のソネット+36 62 Sonnets+36 (集英社文庫) / 感想・レビュー
優希
谷川俊太郎さんが22歳で詠んだ詩の数々。それは祈りのような愛と生の歌でした。美しい青春の世界が心地よく、無限の景色が広がっているようです。優しい言葉がすっと入ってきます。シンプルな言葉でしっとりとした世界があると思いました。心震える素敵なソネットに魅せられました。折りにふれ、大切に読んでいきたいです。
2015/11/15
おくらさん
あぁ、、こんなにもコトバの余韻が押し寄せてくるとは。声に出して読みたくなるコトバは 曇りの日にも、朝でも夜にも読む時間を選ばない。 谷川俊太郎の軌跡が感じられる。 「昼には青空が嘘をつく/夜がほんとうのことを呟く間私たちは眠っている/朝になるとみんな夢をみたという」 明日も明後日もページを巡りたい。
2020/05/09
風花
1953年出版の『62のソネット』に、未発表の36篇をあわせて文庫化されたもの。書かれたのはいずれも1952年春から翌年夏までの間で、谷川さん20代はじめの作品だという。ただでさえ感受性の高いこの時期に、この時すでに「詩人」であった谷川さんのよむ詩はもはや、人の頭で作られた言葉ではなく、谷川さんの深層あるいは自然や宇宙といったものから、なにかを受け取った証であるように思えてならない。→
2017/05/20
H2A
谷川俊太郎によるソネット。後ろに全詩の英訳版も載っているので、平行して読むとそれが詩の解釈でもあるのでかえって理解を助けられる。キータームがあって、平易なのだがいくつか関連付けるとおもしろい。そんなことを思いながらちびちびと読むのが良かった。こちらは紙書籍。
2024/08/24
うさこ
すっと入ってくるやさしい言葉。ゆったりとした気持ちでほんわりと読みたい詩集。日本語っていいものですな、としみじみ感じ入りました。
2014/06/01
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