最低で最高の本屋 (集英社文庫)
最低で最高の本屋 (集英社文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
「暮しの手帖」の編集長をされた松浦さんの日本で高校を中退してアメリカに行ってからのエッセイが中心です。よく一人でアメリカなどで生活できたと感心します。アメリカと日本を行ったり帰ったりしながらもビジネスを立ち上げます。植草甚一さんのようにアメリカの写真の多い雑誌を切り抜いて日本で売ったりします。目の付け所が違う気がしました。また露店や移動販売で本を売ったりしながら本屋を立ち上げます。やはりすごいとしか言いようがないですね。
2024/11/05
ひめか*
世の中のことも、自分の心のなかにあることも、全てを受け入れる=最低で最高の生き方。良いところも悪いところも、どちらも自分なんだからきちんと認めて、両方と上手く付き合っていこう。そんな生き方は私も賛成です。松浦氏のこれまでの人生、お仕事のこと…いろんなことがわかるエッセイでした。私も読むことと書くことが好きだから、個人的には書くことについて述べている章はすごく参考になり、今読んでよかったと思う。就職しなくても、自分のやりたいことを見つけて自ら動き実現させる。自ら道を切り開いていくような生き方に尊敬します。
2016/03/20
扉のこちら側
単行本で初読し文庫で再読。「世のなかのことも、自分の心のなかにあることも、すべてを受け入れるというのが、最低で最高の生き方なんだとわかったのです。いいところも悪いところもある、どちらも自分なんだから、それをきちんと認めて、両方と上手く付き合っていくのが本当の生き方だと知りました。」
2013/02/23
あんこ
『暮らしの手帖』編集長の松浦さんのエッセイ。松浦さんの思い切りと行動力がすごい。時代が違うとはいえ、こうして一人で何かを始めるということの力強さを感じました。ギラギラした出世欲というものはないけど、その分自分のやりたいことを追い求めていく姿がかっこいいです。
2014/05/04
めしいらず
高い学歴や地位、収入。その先に幸せは待っていてくれるのだろうか。出来ないこと、苦手なことを克服するように刷り込まれて来た。だけど得意なことをより伸ばすことだって、同じように大切。自分が好きなことを生業として、もし人に喜んでもらえたなら、それは何と素晴らしい人生だろう。もし明日死ぬとしたら、今日やろうとしていたことを心からしたいと思えるだろうか。毎日そう己に問いかける自分でありたい。最低で、それでいて最高な人生にできたら。。。思い付いたらとにかく実践していく著者にスタンスに脱帽。後半はボクには蛇足でした。
2013/05/01
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