仮借なき明日 (集英社文庫)
仮借なき明日 (集英社文庫) / 感想・レビュー
GAKU
30年ほど前の作品。主人公もストーリーも何か中途半端な感じでした。気の抜けた「蘇る金狼」?佐々木譲さんの作品にしては、残念でした。
2021/08/05
翔龍パパ
『警官の掟』以来久びさの『佐々木譲』さん。積読本になってて最近の作品かと思ったらなんと1992年の作品とかなり古い作品とのこと。確かにPCの記憶媒体が『フロッピーディスク』とは古さを感じますね。内容はというと、サラリーマン『原田亮平』のハードボイルド!なんだけど、正直イマイチというか…最後の終わり方は何??元々の調査に来たのに問題は解決されず一介のサラリーマンがギャング相手に銃をぶっ放してやっつけてしまうなんて荒唐無稽過ぎません?『原田亮平』は一体何者なんだ?結局、本社から来る役員はどうなった?→続
2020/06/03
James Hayashi
90年代初期の作品でハードボイルド。異色のサラリーマンがまともな生産性を上げていないフィリピン工場への調査出張を命じられ、ひと騒動起こるという筋書き。爆発や拳銃で打ち合いもフィリピンであれば頷ける。好きな作家であるゆえ、もう一段上の出来を期待していた。それにビジネス路線の作品かと思ったが、あまり深入りしていないのが残念だった。
2017/01/26
ロッシーニ@めざせ正社員
ヤクザと悪徳警官が牛耳る街にやってきたサラリーマン(実はかなりタフガイ)が何やらいろいろ巻き込まれます。 なんとなく大沢在昌っぽい話だと思いました(言い方が悪かったらすみません)。 佐々木譲と言えば、警察小説(「警官の血」とか道警シリーズとか)のイメージがありましたが、こんな作風のものも書くんですね。
2014/04/05
ミナコ@灯れ松明の火
これは痛快!主人公は自らの内にある信念を曲げることなく、ただ己にのみ忠実に行動をする。すると、彼が行動を起こすたびに気がつけば周りはてんやわんやの大騒ぎ。本人は至ってクール。「ただのサラリーマンじゃない」「お前が全ての原因のような気がする」その通り!!!会社の一員ではあっても会社の「部品」ではない、働く主人公の姿もカッコ良かった!
2010/11/13
感想・レビューをもっと見る