芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫) / 感想・レビュー
坂城 弥生
メンデルスゾーンとアンデルセン、ジャンルは違うけど芸術家同士交流があったんですね。
2021/11/06
青蓮
名作の背後に隠された切ない恋の三角関係。 アンデルセンとメンデルスゾーンとリンド、三人の接点については知りませんでした。小説仕立てなので恋愛小説を読むノリで読めます。濃くはないので気楽に読めるのも良いかも。三人を巡る様々な芸術家達の話しも登場する為、時代背景を知るきっかけにもなりますね。ん~切ない…登場する名曲を聴きたくなりますし、登場する童話を読みたくなります。ワーグナーって差別する人だったなんてなぁ…作品を見る見方が変わったかもしれません。
2018/05/27
みつき
アンデルセンがかなわない恋に身を焦がし、人魚姫などの物語を生みだしたエピソードは知っていましたが、メンデルスゾーンをはじめ、その時代の著名人とここまで交流があったことは知りませんでした。アンデルセンが恋をしたジェニー・リンドというオペラ歌手、天才作曲家のメンデルスゾーン、この三人の関係を中心に物語が進み、アンデルセンの感情の起伏も楽しみながら、まるで映画のノベライズのような明瞭さとテンポの良さでこの本を読み終える事ができました。
2012/11/19
紅香@本購入まであと9冊
アンデルセンと言えば『人魚姫』『マッチ売りの少女』『みにくいアヒルの子』。少し悲しい結末、いつかは報われる童話が思い浮かぶ。彼の人生もまた、辛い目にあいながらも最後は上手くいく童話の主人公さながら、奇跡の連続だった。同時代に生きた音楽の天才メンデルスゾーン。天使の歌声ジェニー・リンド。全く違う3人の芸術家達が出会い、共鳴し合い…高みへ。常に謙虚で慈悲深い彼らの秘めた恋。当時の芸術家達の交流がとても華やかに描かれている。この時代に溺れたくなるほど芸術に溢れている。彼らの生演奏、実際に聴いてみたかった。
2013/07/17
ソバージュ
バイオリンコンチェルトは好きだが、興味を持ったことがなかったメンデルゾーンの生涯を知れて良かった。作品の見方も変わった。またワーグナーの卑劣さに興味がわいた。
2017/05/01
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