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楊令伝 4 雷霆の章 (集英社文庫)

楊令伝 4 雷霆の章 (集英社文庫)

楊令伝 4 雷霆の章 (集英社文庫)

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2011-09-16
ISBN
9784087467376
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楊令伝 4 雷霆の章 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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W-G

いよいよギアが一段上がり、前巻までの仕込みが戦場で花開き始めた。花飛麟に加え穆凌がレジェンド二世として存在感を発揮し、ちょこちょこと梁山泊軍も戦に出て、少し強すぎるくらいに強さを見せつけるが、見どころはなんといっても燕の三将軍と。圧倒的な度人のインパクトだろう。燕の将軍は誰もがメイン級の漢っぷり。その強さも申し分ないだけに、幕切れのあっけなさが余計に悲しい。方臘パートはとにかく見せ場だらけ。度人に童貫が連環馬で対抗すれば、方臘が決死の直進攻めで禁軍を怯ませ、まさに一進一退。揺れ動く呉用の描写がまた良い。

2022/01/08

しんごろ

多元中継みたいに、とにかく戦!戦!戦!とくに童貫が率いる禁軍と方臘率いる反乱軍の戦いが熱い。方臘の前向きさ豪快さは、人として学ぶところがある。一方で超安率いる禁軍と旧遼軍の戦いもまた熱い。耶律大石、耶律披機、蕭珪材の熱さから学ぶところがある。梁山泊も戦いながら力を溜めて、漢達の戦いが熱くなってきた感じの今作は、人として生きるうえでの気づきを学ぶことができた気がします。そして、史進達が王母について語り合うシーンは、力強さの中に優しさ溢れ、個人的には好きなシーンで、なぜだかウルッとしました。

2018/06/22

Kircheis

★★★★★ 王母の死、そして鮑旭の慟哭がめちゃ泣ける。 そして不思議なカリスマ性を持つ方臘と、徐々に彼に影響されていく趙仁こと呉用。 この巻も見どころたっぷり。

2018/04/04

財布にジャック

遂に戦いの場面が多めの巻がやって参りました。呉用が、宗教指導者に肩入れしすぎなのが、ちょっと心配なんですが、大丈夫でしょうか?そして、花飛麟がこんなに立派になって、父親の花栄も草葉の陰でさぞ喜んでることかと思うにつけ、胸がじ~んとしました。童貫の側からもお話が進んでいくこの書き方は、堪らなく好きです。ともすると敵だと分かっていても、感情移入・・・あ、いけないいけない。頑張れ梁山泊!

2011/09/28

大阪魂

シリーズ第4弾!今回はスーパー元帥・童貫が楊令よりも目立ったねー!方臘も呉用の策のもと信徒100万を死に兵にして押し寄せてくるんやけど童貫が上手、まあ完勝!北に向かった趙安も燕の耶律大石はじめ3将軍相手にそれなりに頑張るねんけど、ここは3将軍の方が優勢、もうええ年やのに童貫にはかなわへんね!でも3将軍のおかげで皇帝・耶律淳と燕国つくれるんかなっておもてたら…一方、梁山泊も宋も若手がどんどん台頭!花飛麟、岳飛、呼延灼の息子・穆凌、でも金の阿骨打はええ後継なく死ぬ感じで残念…あと王進塾生の焚火は胸熱なった(涙

2023/01/29

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