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楊令伝 5 猩紅の章 (集英社文庫)

楊令伝 5 猩紅の章 (集英社文庫)

楊令伝 5 猩紅の章 (集英社文庫)

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2011-10-20
ISBN
9784087467475
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楊令伝 5 猩紅の章 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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W-G

前半の山場といえる傑作巻。序盤に梁山泊軍が見せるトリッキーな戦略にもワクワクささせられたが、方臘VS童貫がとにかく熱い展開で、読了後には、ほとんどそれしか印象に残らない。両雄それぞれに石宝と岳飛がつき、こちらの代理戦もまた楽しい。たがが外れていても、並外れて大きい器を見せる方臘と、とにかく武人として圧倒的な格好よさを持つ童貫の、一進一退の攻防が繰り広げられ、童貫が「死にに行ってくる」といって寡勢で突っ込んだ時には、楊令が、これを超える男気を放つのは無理なのではないかと思ってしまった。

2022/01/16

しんごろ

宗教集団と思想を持った集団。異なる二つの集団が宋を倒そうとしてる。宗教集団を率いる方臘、豪快で部下がやりやすい環境にしている。漢として、格好良かった!方臘の正規軍を率いた石宝も格好良かったぞ!呉用、背負ったものがまたひとつ増えたが、その背負ったものはきっと、力を溜めた梁山泊に役にたつはずだ!呉用が一回りも二回りも大きくなった気がする。南の叛乱は終息したが、力を溜めた梁山泊が、宋にたいして牙を向けるのが楽しみです。

2018/07/15

Kircheis

★★★★☆ 方臘が死に、呉用も梁山泊に戻る。 宋の南北で行われた大戦争もひとまず収束して、物語前半の区切りといった感じ。 童貫は単に戦が上手いだけでなく、人格的にも完全に英雄の器だな。

2018/04/05

ポチ

長い南での戦いが終わった。重くどんよりとただ多くの人が死んでいき、心が壊れていった壮絶な戦いが…。両陣営には勿論戦いの大義はあるのだろうが、色々と考えさせられた。そんな中で覚醒したかの様な呉用は、これからの梁山泊にとってとても頼もしい存在になりそうだ。

2020/06/15

財布にジャック

方臘も童貫も格好良すぎです。どちらにも勝って欲しいと思いながら読んでいました。南の決戦が決着して、これからが楊令伝の本番なんですね。本番の前にこんなに気持ちが盛り上がってしまうって北方さんの書く男性達って、罪作りです。呉用も水滸伝の時は、あまり好きではなかったのに、楊令伝で私の中ではハナマル急上昇しちゃいましたから。

2011/11/01

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