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笑酔亭梅寿謎解噺 4 ハナシがうごく! (集英社文庫)

笑酔亭梅寿謎解噺 4 ハナシがうごく! (集英社文庫)

笑酔亭梅寿謎解噺 4 ハナシがうごく! (集英社文庫)

作家
田中啓文
出版社
集英社
発売日
2011-10-20
ISBN
9784087467567
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笑酔亭梅寿謎解噺 4 ハナシがうごく! (集英社文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

今回も8つの話が収められています。この師匠にこの弟子という感じでハチャメチャな状況が最初から出てきます。仲の悪い師匠同士とその弟子たち(主人公がからみますが)とのやり取りがあってその事情が明かされます。結局は仲直りしてしまうのですが、やはり主人公の存在が大きいのでしょう。また主人公のCDでの録音の話が出てきたり、漫才への挑戦あるいは師匠の人間国宝のはなしがあったりします。落語が話題となっていますが、人間成長の物語なのでしょう。

2023/04/27

紅はこべ

謎解噺と銘打っているが、本作ではあまりその趣はなく、迷える梅駆こと竜二くんの噺家としての行きつ戻りつの成長ぶりがメイン。若手漫才師に憧れるところなんか、現実の若い噺家さんにもありそうだな。田中さんの噺家、芸人、漫才コンビの名前の付け方のセンスが好き。主人公の梅駆なんて特にかっこいい。それにしても文化勲章や紫綬褒章を素行でパーにする落語家って…。不倫があげつらわれる現実ではあり得ない存在だな。このシリーズ読む度に、落語ちゃんと聞いてみようと思うんだけど、まだそれに至っていません。

2016/08/31

はつばあば

ハナシはうごきました。トサカ兄ちゃんとうとう年季明けしましたが、食うていけません。とうとう落語辞めて漫才師になったか・・ならんか読んでみて下さい(*^_^*)松茸芸能・関西でゆうたらあの大きなO本ですが、松茸なんて香りだけですやん。松茸ご飯もエリンギにインスタントの松茸のお吸い物使うたら中国産や韓国産の松茸で作ったのと変わりません。しめじもひらたけも美味しい。なんでこれだけ芸人を束ねたいねんと、師匠の反骨精神に喝采。3巻でははずみもせんかったトサカ兄ちゃんですが、動きましたぇ 成長しましたがな。ほな次へ

2015/05/27

hnzwd

落語を題材としたミステリ短編集だったんですが…ミステリ要素はほぼ無くなり、すっかり人情話と竜二の成長の二本柱がメインに。…というかミステリ要素なんて最初から要らなかったんじゃないかとも。フラフラしていながら才能を感じさせた竜二も今巻でははっきりと何かを掴んだよう。今後も楽しみな一作です。

2011/11/15

onasu

謎解噺じゃなくなってる。裏表紙でも竜二の成長を描くシリーズ、て謳っちゃってるし。でも、読まない訳にはいかないんだな。  またして予期せぬ応援者の登場で先輩方から総スカンを喰らう竜二(梅駆)。独立を果たした折りも折り、これまでにないレベルの超極貧に。それでも、梅寿師匠の愛情(無茶ぶり)、飯にありつくための仕事、折りにふれて聴く梅寿師匠を始めとした先輩方の噺、交々が梅駆に落語の良さを気付かせ、梅駆の落語を走り出させる。  師匠はちゃんと見守ってくれている(?) にしても、梅寿師匠やってくれるなあ。

2013/06/27

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