茶坊主漫遊記 (集英社文庫)
茶坊主漫遊記 (集英社文庫) / 感想・レビュー
そうたそ
★★☆☆☆ 「鍋奉行犯科帳」を読んで、田中啓文さんは時代物もいける、と思って手にとったのがこの本。ちょっとハチャメチャすぎて自分の好みではなかった。「鍋奉行犯科帳」くらいまったりとユーモアにはしっている内容のほうが好きかなあ。死んだはずの石田三成が生きていて諸国を漫遊、中盤からは柳生十兵衛も登場し、ごった煮感満載。読み終わってみると、結構ミステリしていてその辺は流石田中さんだなと思う。随所に挿入されるかわいらしい挿絵が物語の魅力を増している。しかしまあ、本当に田中さんは引き出しの多い作家さんだ。
2014/09/09
Norico
石田三成が処刑後も生きていて、諸国漫遊しなごら、謎を解いていく。追手に柳生十兵衛もでてきて、豪華。田中さんの描く三成は、持ってたイメージと違って、小柄丸顔で人の良さそうなおじいちゃんでかわいい。個人的には、付き人の腐乱坊が何者なのか気になる…。
2016/09/15
☆kubo
石田三成が実は生きていて、僧として諸国漫遊しながらも、ある目的があるらしく向かう先には…?というお話。この作品は田中さんらしく読みやすいし、謎解き要素もあってなかなか面白かったです。一行を追いかけてくる柳生十兵衛が銭形のとっつあんのようで(笑)前半は割とユーモラスだったのが、後半はなかなかシリアスモード。キリシタン弾圧の所とかは読んでいて重苦しい気分になりました。最後の話はなかなか大胆な発想で、そういう事もあるかも?と思わされました。
2013/06/29
ううち
面白い設定だった!十兵衛がよかったな。楽しく読めました。
2014/02/19
美月0217
石田三成が実は生きていた!もうまるでテレビの水戸黄門みたいだよ~~(笑)気になるのはお付の人?腐乱坊・・この人は誰だろう・・サクッと読めて軽快!
2018/02/27
感想・レビューをもっと見る