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七人の敵がいる (集英社文庫)

七人の敵がいる (集英社文庫)

七人の敵がいる (集英社文庫)

作家
加納朋子
出版社
集英社
発売日
2012-03-16
ISBN
9784087468052
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七人の敵がいる (集英社文庫) / 感想・レビュー

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takaC

2012年TIBFの集英社ブースで買ったままずっと積んでいたのだが続編『我ら荒野の七重奏』を読んだのを機に復習を兼ねて読んだ。お話としてはこっちの方が楽しめますね。

2017/02/05

射手座の天使あきちゃん

いやーぁ、親って大変 でもこれって結構リアルにPTAや自治会、スポーツ少年団等のボランティアの実態を描いているんでしょうね!?(笑) 自分に似て、一言多くて敵を作りやすい陽子さんに思わず感情移入「負けるな (^_^)/GO!」 陽介くんとの関係にはちょっとウルっとしましたよん♪

2012/03/22

ひさか

小説すばる2009年4月号女は女の敵である、6月号義母義家族は敵である、8月号男もたいがい,敵である、10月号当然夫も敵である、12月号我が子だろうが敵になる、2010年2月号先生が敵である、4月号会長様は敵である、の7つの連作短編を2010年6月集英社から刊行。2012年3月集英社文庫化。陶子シリーズのスピンオフ1作目。やり手の編集者の陶子さんがPTA、学校、町内会の人々との丁々発止のやり取りを繰り返す痛快生活戦闘ストーリー。謎や不思議とは無縁の加納さんの新ジャンルですね。次作に進みます。

2021/10/05

眠たい治療家

キャリアウーマンの陽子は結婚しても家庭と仕事に情熱をかける。一人息子の陽介が小学校に進級するにつれ、PTAや学童保育、自治会などの様々な役員のお勤めが回ってくる。しかし、多忙な陽子にお勤めする余裕はなく、それに振り回されて、大騒動に発展していく。一番の小さなコミュニティは家族。その家族から派生する小さな社会。まさにご近所問題、嫁姑問題、自治会役員などは身近にありうること。問題に対処する陽子のキャラと、それを取り巻く人物達の対応や描写が秀逸でリアルに感じた。昼ドラで気になっていたけど、予想以上に面白かった。

2012/05/13

紅はこべ

腹に物を貯める事ができず、ストレートな物言いしかできない陽子は、とにかく女の集団では敵を作りがち。これが陽子の友人の『レインレインボウ・エンド』の陶子なら、もっと物柔らかな対応ができたろうにね。でも敵を作ると同時に、味方も信奉者も作っている。だからいろんな困難も切り抜けられる。その集大成がラストのエピソードで結実。陳腐な表現だけど、母は強しだ。それにしても陽子さんは加納さんのヒロインの中で断トツに勇ましい。

2011/01/11

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