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返事はあした (集英社文庫)

返事はあした (集英社文庫)

返事はあした (集英社文庫)

作家
田辺聖子
出版社
集英社
発売日
2012-03-16
ISBN
9784087468076
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返事はあした (集英社文庫) / 感想・レビュー

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優希

昔も今も恋愛の本質って変わらないんだなと思わされました。恋に仕事に忙しいOL・ルルちゃんの恋した相手・孝夫は天草四郎似の美青年。ただ、どうもルルが一方的に駆け引きを持ち出しているように見えました。一方の孝夫は飄々としていて冷たく感じられてしまいます。孝夫も彼なりにルルを愛していたけれど、絆が感じられなくて、本当に2人は恋人なのかちょっと疑問に思ってしまいました。ルルの孝夫への想いがいじらしくて応援したくはなるんですけれども。でも最後の結末に凄くスッキリしたというか。女が男を選ぶ、かっこいいです。

2014/09/12

ミサ

「落語好きに悪いやつはいてへん」っていう男が思いっきり二股かけとるやないかーい!悪いやっちゃ!でも二股をかけられたルルちゃんも負けていない。彼との交際を続けながら他の男たちとデートを重ねる。軽やかでエネルギッシュな恋愛小説。でも悲しみもキラッと輝いている。

2021/09/17

すみれ

ダメ男?孝夫も自分なりに留々を愛していたと思う。 でも、留々はもっとあたたかいつながりを求めていたんだと思う。 (私が彼に視線をあてるのを知っているくせに、彼は私を見返してくれない) そんなの恋人と呼べない。 せつないですよね・・・ 村山クンと幸せになってほしい。

2014/01/21

tera。

昔も今も恋愛の本質って変わらないんだなぁ…って思いました。駆け引きしないといけないような相手とは長続きは難しいって、小娘の時には判らないんだよなぁ。男も女も外見だけじゃだめなんだよね。『返事はあした』そう言われないように自分を磨かないとだ。

2013/06/02

しめ

昭和の「オトコ」と「オンナ」(敢えてこのように表記する)小説。昭和も大阪も何となくしか知らないが、何故か「あ〜大阪や、分かるわ〜〜」という作品だった。奇しくも阪神が最後に日本一になった1985年に刊行されたものを再編集したものなのだとか。過去の作品に対して「今の時代だったら有り得ないよね〜」と論うのは論評ですらないが、そのような感想を抱かずにはいられなかった。解説の「主人公のルルちゃんは、二十四歳、そして物語の中盤にはお誕生日を迎え二十五歳になります。この小説はただの恋愛小説ではなくて、(続)

2021/08/26

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