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たぶらかし (集英社文庫)

たぶらかし (集英社文庫)

たぶらかし (集英社文庫)

作家
安田依央
出版社
集英社
発売日
2012-03-16
ISBN
9784087468137
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たぶらかし (集英社文庫) / 感想・レビュー

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おかだ

題材は好き。依頼に応じて色んな人物を演じる、代行サービス業のマキ。死体役、保護者役、恋人役、妻役となんでもこなす女優業!これ連作短編形式にして貰えたら良かったな~。エピソードがいつの間にか移り変わっていてメリハリが無いように感じたのが残念。終盤の大仕掛けには私もすっかり騙されてワナワナと震えてしまった。代行サービスって実際にあるし、あながち作り話とも思えない部分が色々。母親役の長期契約とか、すごい世界だな…。感心してしまった。ドラマ化済みっぽい。マキを誰が演じたのか気になるところ。

2018/05/06

ぷっくん

元女優が怪しげな事務所に所属して様々な代役をつとめていく内容。私には最初から全く世界に入り込めずただただだらだらと続く感じだったので、流し読み。好きな人には面白く感じるんだと思う。が、読みにくかったー!

2015/09/05

はつばあば

代理が世の中を支配する今日。有り得る。怪我も代理が負ってくれれば・・病室から家への出入り自由があれば、一人にしている爺様に気を揉まなくていいのだが・・。?外出には付き添いが無いとダメなんです(?_?)。

2017/09/29

烟々羅

登場する人物の喋りが、みな観念的なのは小説すばるの新人賞受賞作品の伝統芸みたいなものだから仕方ない。 著者の『今』の心情・観点からそのまま書くとこういう小説になる。 小説がエンタテイメントたりうる時ってのは、書くに価する状況や筋を得ていながら、なおかつ登場人物の想いをつきぬけて俯瞰する視点を持ちえた時なんだよね。でも架空の状況のなかに現状の著者がいたら何を考えただろうって私小説として捉えたら悪くはない。私自身が観念的なので面白くはあった

2012/06/14

巨峰

名調子で語られる代役業で働く女性の話。この作品ですばる新人賞を受章。こなれてはないがリズムある語り口が印象的。

2015/04/27

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