ギャップ GAP (集英社文庫)
ギャップ GAP (集英社文庫) / 感想・レビュー
Kanonlicht
多重人格のサイコセラピスト兼探偵が少女の依頼を叶えるため有力代議士と渡り合うハードボイルド小説。なんだけど、主人公の人格交代がややコミカルなので、全体的に緊張感がなく、勝手にサイコスリラーを想像していた身としては、これはドタバタ劇を楽しむものなのかとちょっと戸惑った(もしやそれが「ギャップ」?…そんなわけないか)。設定自体は好みだったので、一つの人格がそれぞれメインで活躍するシリーズものにしたら面白そう。
2023/10/19
豆乳くま
作者初読み。探偵が5重人格はたいへんだ。目まぐるしく入れ替わる人格をメモを残して現状を整理するには探偵は難しいだろう。それにしても依頼人も。幼い子の多重人格は嫌な展開になったが、上手くまとめたと思う。最後の一捻りはいらなかったんじゃないかな?
2013/03/28
one
現在だと多重人格ネタも多いですが、15年も前の作品かと思うと当時は斬新だったのでしょう。 割とベタな設定、ライトな内容で楽しく読めました。 ただチョイ役でビンゴのキャラを出しすぎですね。 ビンゴシリーズの独特な文章よりは読みやすいので、変にビンゴのキャラとからませなかったほうが西村先生の作品初見の方向けになったのにな、と思ってしまいしました。
2013/12/10
あいちょ。
かなり昔に出たモノが最近文庫化されたらしい。 まぁ、解らんではないな…という内容。 再読はしないだろうし。
2012/09/07
絵美
多重人格の主人公。様々な局面で、それぞれの人格が出てきては話を進めていく。 実際は、こんなに簡単にコロコロと人格が変わるものでもないと思うけど、そこはまぁフィクションってことで。ただ、ちひろが恋人といる時に鉄が出てきたりしたら大変だろうな〜と、いらぬ心配を(笑)。
2012/07/23
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