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思い出のとき修理します (集英社文庫)

思い出のとき修理します (集英社文庫)

思い出のとき修理します (集英社文庫)

作家
谷瑞恵
出版社
集英社
発売日
2012-09-20
ISBN
9784087468892
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思い出のとき修理します (集英社文庫) / 感想・レビュー

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しゅわ

【図書館】読メでときどき目にし、共読が多い方が読んでいらっしゃるから趣味にあうかな?と手に取りました。いわゆる日常の謎系のミステリー連作短編集です。舞台は時に忘れられたように廃れた商店街、過去に秘密や挫折を抱えた人々が集い、ちょっと不思議な出来事が起こります。そりゃないでしょ!?とツッコミ入れたくなることでも、どこか懐かしいこの商店街の雰囲気ならアリ?ファンタジー?と思えてしまいます。誰もが抱える心の痛みを癒してくれる、こころあたたまるお話です。特に「茜色のワンピース」のお話が良かったです♪

2013/06/24

yu

挿絵が気に入って衝動買いした1冊。そして、1話目の「黒い猫のパパ」から最後の「虹色の忘れ物」まで、常に涙しながら読破。「黒い猫のパパ」が一番好き。 中村航さんの解説がまたいい。『過去がどんなだったか、という評価は、現在によって決まる。どんなにつらい過去や傷があったとしても、今が幸せで、優しさに包まれていたなら、あの過去があった"おかげ"と思えるだろう。今が不幸な心持なら、あの過去の"せい"になるだろう。』 あの過去の"おかげ"と思える人生を送れたらいいなと思う。

2012/10/08

まりも

仕事と恋に疲れた明里が、思い出の詰まった商店街で時計屋さんと一緒に色んな人の思い出を修復するお手伝いをする話。それなりに楽しめました。内容そのものは薄めですが、作品に漂う温かい雰囲気は心をほっこりさせてくれるので良かったです。太一の謎も含めて多くの事をぼやかしたままなのはどうかと思いますが。雰囲気は良いんだけど、作品の完成度としては色々と残念でした。もう少し物語の展開に動きがあったほうが盛り上がった気がします。そこら辺は次巻に期待ですかね。

2015/09/02

射手座の天使あきちゃん

初・谷瑞恵さんでした 「ビブリア・・・」、「珈琲店タレーラン・・・」と読み進んだので予想通りの展開でした(笑) 魔法やSFはありませんが確かに幻想的(と言うか都合良すぎる展開?)な雰囲気満載です 独立時計師って言葉覚えたのは収穫でした、フランク・ミュラーもそうなんですね ビックリ!! 「まったり」したい方に お・す・す・め!! <(^_^;

2013/02/10

kishikan

人気があって、表紙とタイトルにも魅せられて、手にしました。内容は、ほぼ想像したとおりでしたが、舞台がひなびた商店街というのが、結構効いてると思いました。書き下ろしの連作短編ということもあり、最後は主人公二人の思い出の修復という展開が、妙です。もう少し、重松さん的なシリアスな恋で、加えて「思い出のとき」との修理ということなので、SFファンタジー色が強くてもよかったかなと思います。次作、太一の謎と、ときの修復に期待!

2013/07/13

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