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パワー・オフ (集英社文庫)

パワー・オフ (集英社文庫)

パワー・オフ (集英社文庫)

作家
井上夢人
出版社
集英社
発売日
1999-07-16
ISBN
9784087470789
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パワー・オフ (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

papako

1996年に描かれたコンピューターのお話。始めは20年前のコンピューターの描写が古く感じましたが、しばらく読めばそんなことが気にならなくなりました!いっきに読めた。生命とは。繁殖とは。電源を落とすことができないコンピューター。電脳犯罪がもたらす結果とは。今ではさらに浸透してPCとなった今、この中で描かれていることが実際に起こったとしても不思議ではない。MS-DOSを起動したことがある人には懐かしいと思います。懐かしいなぁ。。。今でも自分にとってはブラックボックスのコンピューター。仲良くしよう。

2013/06/17

coco夏ko10角

これを約20年前に書くってすごいなぁ。自分がコンピュータ関連のことに強くないので用語とか時々「?」になってしまったけど、物語にはちゃんと着いていけた(と思う)。どうなっていくのかワクワクしながら読み進めたけど、ラストはなんだかスッキリしない…。

2015/06/24

ぱなお

1999年の本作。MS-DOSとかDIRとか懐かしい。人間が作ったコンピュータウィルスが人工生命〔AL〕の能力を得て勝手に進化していく。AIではなくAL。コンピュータウィルスと人間のDNAの話を持ち出し、ウィルスに生命を吹き込み、そのウィルスはまた子供を作る。面白い想像力。20年前に書かれた本なので、もちろん背景は一昔前だけど、内容は未来的で古臭さを感じない。そんなとこが井上夢人さんの本の凄さだと思う。説明が多くてちょっと読み進め難かったのと、終わり方もなんとも言えない感じだった。

2019/05/20

那由多

AIよりも進化した人工生命体ALが、コンピュータウイルスを変化させインターネットを破壊する。ソフト会社の悪どい商法に端を発した、ウイルスの発生とワクチンの開発、コンピュータ未来というスケールの大きな話でした。20年以上前のコンピュータ黎明期に、これを理解できた読者ってどれだけいたんでしょうか。最後の慎介とウイルスのやり取りは、良いことなの?怖いことなの?

2019/09/03

タルシル📖ヨムノスキー

初版は1996年なのでWindows95が発売された直後ということになる。MS-DOS、パソコン通信、フリーウェアにシェアウェア、Lha、電子会議室、フロッピーディスクなど懐かしい単語が飛び交うネット社会黎明期の物語。一応Windows3.1の頃からパソコンに触れてはいたが、プログラムを組むほど詳しくはないので、その辺りの話はなかなか難しかった。AIが自力でウイルスを作るというのは近い将来なんだか起こりそうな話。結局のところ怪しいサイトには書き込まないことと、変な添付ファイルは開かないこと。コレに尽きる。

2021/06/03

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