KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

よみがえる百舌 (集英社文庫)

よみがえる百舌 (集英社文庫)

よみがえる百舌 (集英社文庫)

作家
逢坂剛
出版社
集英社
発売日
1999-11-19
ISBN
9784087471229
amazonで購入する Kindle版を購入する

よみがえる百舌 (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

そる

おもしろい!警察の闇が深すぎてそれも緻密に書かれていて、本当にそうかも、と恐ろしくなる。警察と政治の絡みもなんだか納得させられてしまう。美希の尻軽具合がやや気になるもののやはりみんなキャラ良しでドラマMOZUで脳内再生されこれだけ続編重ねてもずっとハマり役。しかし津城さんやりすぎ、そして主要人物また減って、今後どうなる?「大杉を男として、見ているのではない。まして、恋愛感情のようなものを抱いているわけではない、と思う。そういう男女の関係を超越した、説明しがたい縁で結ばれているような、そんな気がするのだ。」

2022/04/13

れみ

百舌シリーズ4作目。警察官の汚職が絡んだ過去のふたつの事件に関係する元警察官が殺される事件が発生し、その手口が暗殺者・百舌のものに似ていることに気づいた美希が元刑事の大杉とともに事件を追う…というお話。新(?)・百舌の正体、なんだか納得できたようなそうでもないような。それでも先を読まずにいられない緊張感とストーリー展開はさすが。そしてシリーズの重要人物が呆気なくいなくなってしまう展開に前作に引き続きびっくり。このまま行くとそのうち誰もいなくなっちゃうんじゃないかと心配になる^^;

2015/07/23

KAZOO

百舌シリーズも再読して、これでおしまいかと以前は思っていましたが、全体像が分かって読むのとはイメージがだいぶ異なります。逢坂さんは最初のころは本当にハード的な感じだったのが最近は?という感じを強く思います。昔はだいぶ読むのにエネルギーが必要な感じを受けていましたが、最近は比較的リラックスして読んでいます。最近見たキアヌ・リーブスの映画の「ジョン・ウイック」をなんだか思い出しています。

2015/10/22

修一朗

ぎりぎりまでひっぱったねー、百舌の正体。犯人は絶対こいつだと思っていたのにあえなく外れ。上手くこねていますわ、逢坂さん御自慢のアイディアらしい。前作までの倉木の不死身っぷりに比べると、今回のお二人は地に足が着いていました。それでも、んなあほな、はあったし津城警視正の超然ぶりは変わらずでしたが。人が次々死んで疾走感維持して最後はやっぱり死闘だし、百舌シリーズらしいエンタメフルコースは継承。結構満足してます。No.1とはいかないけどまずまずでした。次作行きますよ、あの人とこの人がああなるんだろうな…

2014/09/13

ノンケ女医長

主役は、圧倒的な存在感を放つ40代の倉木美希警部。致命的な危機を何度も潜り抜ける勇気と胆力は、さすが長官官房の特別観察室に籍を置く幹部というべきなのか。警察小説にしては、やや過剰とも思われる性描写が複数あり、特に刃物で男性に復讐する策略は、あまりにも現実離れしていて、読み耽ることはかなり難しかった。次々と斬殺されていく惨さと、軸となる「治安警察庁の構想」がどうしても連動せず、作品世界に合わせることに、とても苦労した。政治色もあり、男性性が強い警察小説で、私はしばらく遠慮したい。

2024/07/29

感想・レビューをもっと見る