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はじめての夜 二度目の夜 最後の夜 (集英社文庫)

はじめての夜 二度目の夜 最後の夜 (集英社文庫)

はじめての夜 二度目の夜 最後の夜 (集英社文庫)

作家
村上龍
出版社
集英社
発売日
2000-01-20
ISBN
9784087471472
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はじめての夜 二度目の夜 最後の夜 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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こきよ

とりとめのない会話と料理。儚く淡いなかにも何かを見いだせる大人の恋愛といった趣。村上龍氏一流の作品であろう。久しく行っていない、フレンチのコースなど行ってみたくなる。

2014/08/03

かもめ(甘き絶望)

東京で作家として生きるヤザキは、ある日中学時代の初恋の相手アオキミチコから、再会を求める電話を受ける。二人は20年ぶりに郷里の佐世保・ハウステンボスの高級フレンチレストランで話をする。ヤザキとアオキミチコは様々な料理を挟んで、昔の話をする。アオキはなぜ、今になってヤザキに再会を求めたのか?何を話したかったのか?核心に近づきそうで近づかない、そんな小説。93年に雑誌に連載された作品。バブル崩壊間もない時期。「引きこもり」も顕在化していなかった時代。ある種文学的価値の高い作品か。読解度3.4 総評3.6

2022/09/15

rueshё

過去の記録を遡って登録。佐世保弁。

2004/06/29

nobody

「うん、変だよ、食べる時は、あ、おいしいなと思って食べて、その後は、ああおいしかったな、と思えばそれで充分じゃないか、それなのに言葉がどうのこうのとかさ、失われるとか捜すとか本当にうざったいと思うよ」、そのうざったいのを読まされるのが我々である。村上龍は食べておいしいなだけで小説が書けないのである。村上龍は主題をもたない。中身がないから重畳羅列で一を三にしカタカナ新奇語とともにマシンガンのように畳み掛けて勢いづかせて考える暇を与えないで誤魔化す、切り抜ける。〈復讐〉は主題になり得たが手法は「彼らよりも楽し

2020/08/18

bluemint

久しぶりの村上龍。大好きな「69」「長崎オランダ村」に続く青春シリーズで、やはり好きな作品になった。青春を描いたとはいえ、40を超えそこそこ成功した作家としての自分が、久しぶりに会った中学の初恋の女性との回顧が主となる。体が弛み、家庭の諸々の事情に取り巻かれ、得たものも無くしたものも多い時期での再会が現実的で身につまされた。豪華なレストランでの贅沢な食事は著者が意識して選んだものだろう。仄かな高揚と回顧それにひとつまみの寂寥感。豪華なメニューとの対比が見事だった。

2024/09/16

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