KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

たけまる文庫 謎の巻 (集英社文庫)

たけまる文庫 謎の巻 (集英社文庫)

たけまる文庫 謎の巻 (集英社文庫)

作家
我孫子武丸
出版社
集英社
発売日
2000-07-19
ISBN
9784087472158
amazonで購入する

たけまる文庫 謎の巻 (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

さっこ

良質な8話短編集。ミステリやSFなどがテンポよく展開していく。シニカルな味付けに我孫子さんらしいユーモアとグロが散りばめられた作品。

koma-inu

我孫子武丸短編8編。「裏庭の死体」は、速水兄弟が出てくる、本作唯一の謎解き。懐かしい。ほのぼの安楽椅子探偵による、アリバイ崩し。他の作品は、どんでん返し系のサスペンスもの。「小さな悪魔」海外の奇妙な味名作と同じオチで、和風に仕上げた内容はなかなか。「車中の出来事」列車内の2人の刑事と犯人、誰が真実を言っているか?反転反転、また反転の推理。ドラマ化出来そうと思ったら、既にされてるみたいですね。

2024/06/15

Yuki

ありそうなネタをもう一捻り、という我孫子武丸らしい短編集。嫌ぁ~な感じてんこ盛りなのも「そういえば『殺戮にいたる病』の作者だもんな」って納得してしまう。執筆当時は近未来ものだったと思われる「バベルの塔の犯罪」の設定年が2017年なのが趣深い。作中のように人が住むような建物ではないにしても、確かにあべのハルカスとかスカイツリーとか建ってるもんなぁ。「EVERYBODY KILLS SOMEBODY」のゾクゾクするシステムは近年の佳作「プロジェクト:シャーロック」を思い出す。この二作が特に印象的だった。

2018/07/11

coco夏ko10角

こちらは8つの作品収録の短編集。たけまる文庫を手にした目当ての速水三兄弟が登場する『裏庭の死体』短編もいいな。悩み相談を引き受ける人生研究所のお話『EVERYBODY KILLS SOMEBODY』が面白かった。ブラックな『青い鳥を探せ』と『小さな悪魔』もよかった。

2016/06/15

kate

ミステリを集めた短編集。速水兄弟が登場する「裏庭の死体」や最後に意外な事実が判明する「バベル~」、二転三転する「車中の~」等々バリエーションに富んだ作品です。「青い鳥を探せ」の救い用の無いラストが一番印象的でした。

2014/06/17

感想・レビューをもっと見る