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風が吹いたら桶屋がもうかる (集英社文庫)

風が吹いたら桶屋がもうかる (集英社文庫)

風が吹いたら桶屋がもうかる (集英社文庫)

作家
井上夢人
出版社
集英社
発売日
2000-07-19
ISBN
9784087472219
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風が吹いたら桶屋がもうかる (集英社文庫) / 感想・レビュー

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takaC

人気度@読メは高くないっぽい(ユーザー数から推測)けどオレは好き。井上本で唯一の未所持作品だったけどついに買った。(75円で)

2015/11/10

セウテス

語り手俊平は、超能力を持つ陽之介とミステリマニアの一角と、3人でガレージに住んでいる。牛丼屋で働く俊平は、毎回美女から陽之助の超能力を頼られ、3人の住まいへ案内する。陽之助が答えを見つけるには時間がかかり、その間に一角が推理を組み立てる。いわゆるシチュエーション物だが、特徴的なのは一角の安楽椅子探偵的な論理的推理が、毎回当たらない事である。そして盛り上がった事件性の真相が、全くつまらない事であろう。その落差とキャラの善さで、気軽に楽しめる本格型なのだが、そこには作者の愛すべき本格ファンへの皮肉にも感じる。

2021/04/26

はらぺこ

連作短編集。 毎回同じ展開やから少々飽きるが、飽きる暇が無いぐらいサクサクと読み終えられたので苦にはならなかった。パターンが定着した頃には『今回はイレギュラーが有るかも?』って思いながら読んだのが良かったのかも。 シュンペイ(三宅峻平・牛丼屋のアルバイト)、イッカク(両角一角【モロズミカズミ】・パチプロ・安楽椅子探偵?)、ヨーノスケ(松下陽之介・区役所勤め・超能力者)。  

2012/10/18

さっこ

日常の謎を超能力での解決を期待していろいろな依頼人がやってくる。主要三人の登場人物はみんな良いキャラしているし、特に「陽之介」が可愛らしい。ただ7話の連作短編集が全部同じ流れで残念だったです。

2019/08/30

森オサム

一応本物の超能力者が出て来ますから、SFユーモアミステリー短編集と言う感じでしょうか。しかしながらその能力は低すぎて、問題をズバリ解決とは行かないのが珍しい設定。同居人がしゃしゃり出て来て推理を展開するが、これもまた当たっていない。結局依頼人の方で勝手に決着が付いてしまう、ほぼ全てこのパターンが7話続く。様式美と受け取りましょう、嫌味が無いキャラクターとほのぼのとした事件の内容で、きっと気楽に楽しんで読めます。私は一気読みして飽きない様に、2か月位かけてゆっくり読みました。よろしければご参考に(笑)。

2023/03/12

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