偽史日本伝 (集英社文庫)
偽史日本伝 (集英社文庫) / 感想・レビュー
とも
★★★★歴史知識が浅い方にはお勧めしない。一歩間違えれば、ホントの歴史と錯覚してしまう危険がある。まぁ、この作家詐欺師である。歴史をひたすらにパロりまくるのだが、その下地にはきっちりとした知識があり、その中に嘘を紛れ込ませるので、一つ間違えばホントと錯覚してしまうので要注意なのである。そこさえ間違えなければ、ただただバカバカしく楽しめる1冊の『偽史』である。
2016/05/18
AICHAN
再読。『邪馬台国はどこですか?』に負けないくらいの極上のエンターテイメント。「おそるべき邪馬台国」「大騒ぎの日」「封じられた論争」「苦労判官大変記」「嵐」「日本一の頑固親父」「種子島であったこと」「転がらぬ男」「戦国情報ウォーズ」「人殺し将軍」「天保ロック歌撰」「どうにでもせい」「人生かし峯太郎」「開花ツアー団御一行様」を収録。日本史をパロディでぶった斬る。「嵐」が特に面白かった。
2023/02/02
優希
大胆に歴史を解釈しているのが面白かったです。
2022/03/30
AICHAN
再読。パロディ短編集。全国にナントカ銀座があるように昔、ナントカ邪馬台国が全国各地にあったら(「おそるべき邪馬台国」)、大化の改新(乙巳の変)のときテレビニュースがあったら(「大騒ぎの日」)…等々。発想が飛び抜けている。面白い!
2023/06/30
AICHAN
再読。清水義則の鬼才爆発の本。飛鳥時代から明治維新後までの日本史の需要な出来事をパロディでぶっ放す。発想がまず素晴らしい。その発想をモノにしてしまう知識も素晴らしい。それを見事な文章に仕立て上げる文章力も半端ない。お見事!
2022/10/21
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