めまい (集英社文庫)
めまい (集英社文庫) / 感想・レビュー
アッシュ姉
愛と狂気は背中合わせ。『めまい』というタイトルがぴったりなクラクラする短編集。愛が憎しみに変わるとき、愛情が深いほど憎悪も深い。女の執念の怖さ、怨念の恐ろしさにゾッとする。アンソロジーで初めて読んだ「青の使者」がやはり秀逸。「誰にも渡さない」もゾクっとしました。解説の篠田節子さんは本書を恋愛小説集とおっしゃっていましたが、私にはホラーでした。最近何かと話題の芸能界のおしどり夫婦といわれたお方を彷彿させます。あの投稿動画は怖すぎて直視できない。
2017/07/24
ぷっくん
天に堕ちるを読んでから、唯川恵さんは文章が本当に読みやすい印象でした^_^でもこちらはホラー的な物を感じます、というか短編ひとつひとつにキチンとオチがある!怖い物から、不思議な物、悲しい物、10人の女性達の物語。飽きずに最後まで読めるのはさすが^_^唯川恵さんの作品は男女の愛を描く物がほとんどだと思うのでもっと読みたい☆私は好みでした。
2016/01/13
優希
女の男に対する心からの愛は何処に行き着くのかという狂気が描かれていました。ホラーのような想いが体を貫きます。
2022/06/15
machi☺︎︎゛
こんな女いないだろーって思うくらい怖い女がそれぞれ主人公の10の短編。魚の目玉をたべる話がグロくて1番怖かった‼︎女が内に秘めてるものは怖いなー。私も女だから気持ちが分かる部分はあったけど、それを実行には移せないな。でも唯川恵さんの文章はサラッと読めるから好き。
2018/07/22
ココ(coco)
☆☆☆【逢魔】が良かったので、引き続き唯川恵さんの本を手にしました。女性を主人公にした短編集ですが、結構ホラー、グロイ描写も含まれていました。怖いけど面白い感じです。【翠の呼び声】がお気に入りです。
2017/06/04
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