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沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)

沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)

沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)

作家
加納朋子
出版社
集英社
発売日
2002-09-20
ISBN
9784087474886
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沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

『ほんとうに不思議なことはきっと、あなたのすぐそばにある/10の謎を集めた珠玉のミステリ短編集』と帯に。読み終えて確かに不思議な余韻が漂います。貫く共通のテーマがあると思うのだが適した言葉が見つからない。霊?存在する筈のない存在?いない筈なのにいてほしい何か?表題作は、過去に選択して得た現実と、選択しなかったものを選択した場合のパラレル?誰しもが持つ、過去の決断への後悔、人生をやり直せたなら···の無意味な願望。私たちの人生につきまとう過去への想いを洗い出しホンワカさせるSF(少し不思議な)短編集‼️🙇

2020/12/07

しんたろー

久しぶりに読んだ加納さんは、お得意の「日常の謎」的ミステリではなくて、ホラーテイストやSFチックテイストも漂うものが混ざった10作のファンタジーだった。とは言え、 根底にある温かく優しい心情は健在で、瑞々しい感性で描かれた素敵な物語を楽しめた。特に『黒いベールの貴婦人』『フリージング・サマー』は良かったし、本作最長の70ページ程に力を入れた表題作は「もしもあの時、彼女を選んでいたら…」と男性の多くが考えてしまうだろうテーマを加納流パラレルワールドとして表現していて、余韻と共に心に残る切ないものだった。

2018/09/25

gonta19

2019/5/13 楽天ブックスより届く。 2022/4/4〜4/7  加納さんらしい、ファンタジー感溢れる10遍からなる短編集。解説の本島幸久氏が書いているが、「いたはずの誰か。いたかもしれない誰か。いないかもしれない誰か。いないはずの誰か。そんな誰かと出遭うことで、異界が開かれ物語が始まる」は非常に端的にこの作品を言い表していると思う。どれも素晴らしいが「黒いベールの貴婦人」と「沙羅は和子の名を呼ぶ」がベストか。

2022/04/07

ダイ@2019.11.2~一時休止

不思議な世界感のお話が詰まった短編集。天使の都・オレンジの半分なんかがイイ。

2014/11/06

しのぶ

10編収録のミステリー短編集。1話1話がしっかりとした構成で読み応えがあり読了まで時間がかかった。現実的なミステリーかと思ったら非現実になり、非現実的かなと思えば結構現実だけだったり。予測のつかない展開で非常に楽しめました。

2017/11/12

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