短篇セレクション ノスタルジー篇 夢のかたみ (集英社文庫)
短篇セレクション ノスタルジー篇 夢のかたみ (集英社文庫) / 感想・レビュー
けいこ
遠くに過ぎ去った淡い日々。どうする事もできない喪失感に打ちのめされながらも生きていくしか無い主人公たち。ゾクっとする死が絡む作品もあったけれど、ノスタルジー編だけあってどの作品も切なさが募る。特に既読だった表題作は何度読んでも寂寥感に苛まれる。
2020/08/21
貴
日常生活の中で、過去に愛した人と実際に再会することはあり得るのでしょうか。今は幸せに暮らしていますと心の中で語りかけることは多くても現実には、消去できない携帯番号がほろ苦い思い出として、夢のかたみになってゆきます。
2023/10/22
佐島楓
ミステリ・恋愛短編五編。どれも思わぬ結末を見る作品ばかり。「ディオリッシモ」は私も夢想したことがある内容だったので、心がざわついた。取り戻せないものは、何と多いことだろう。
2013/08/10
晴
すごくよかったな。その情景の中に自分も入り込んでしまったようなその場の匂いや色まで思い浮かぶようなそんな、テーマであるノスタルジーを確かに感じた。読後の後味はそれぞれで色んな味が楽しめた。
2020/10/11
sun
短編集。セピア色の写真のような印象。あまり生き生きしていなく、文章もなめらかでない。女性には好まれるかも。
2013/09/30
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