続 会津士魂 5 開牧に賭ける (集英社文庫)
続 会津士魂 5 開牧に賭ける (集英社文庫) / 感想・レビュー
東森久利斗
魂の叫び、斗南の魂は消えず。「北斗以南皆帝州」、最北の地もまた天皇の領地、朝敵でも賊軍でもない、ともに北斗七星を仰ぐ民。望郷への思い。武士の誇り、武家社会への拘り、国家への忠節、急激な社会変革。翻弄、困窮、離散、放浪、反抗、逃亡、再起、希望、挫折。海外留学、移民、贋金、牧場経営、学校創設、邏卒、書生、奉公、…。今日の日本の礎を築き今も生き続ける士魂、敗者の生きざまを近代日本が如何なる犠牲のうえに成立し、負債として現代に受け継がれているか。膨大な文献、史書、遺談を通してその実相に迫る。
2024/01/23
連雀
極寒の地での艱難辛苦により、あれほどの結束を見せた旧会津の人々でも人心が荒んでしまうのが悲しい。記録に名前が残るのはそれでもまだマシな方で、より多くの言葉にもならない悲劇がそこにはあったのだろうと想像してしまいます。
2018/09/10
半べえ (やればできる子)
★★★★
2016/06/09
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