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開国ニッポン (集英社文庫)

開国ニッポン (集英社文庫)

開国ニッポン (集英社文庫)

作家
清水義範
出版社
集英社
発売日
2002-11-20
ISBN
9784087475111
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開国ニッポン (集英社文庫) / 感想・レビュー

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Tadashi_N

鎖国がなかった日本のパラレルワールド。変化は一つだけで、似た名前の出来事が発生する。

2021/09/26

ピカ

もし家光が鎖国をしなかったら……?というIfストーリー。史実の人物の性分を生かしてるなと。世界史で習ったジズヤを利用するという発想に唸らされる。前半はそれなりにのどかに読めるけど、やっぱりドキドキするのは幕末!ペリーと勝海舟が友達になり、それがきっかけで巡り巡って倒幕に成功する、と。坂本龍馬とリンカーンの会話がかっこいい。もしも江戸時代に鎖国をしなかったら、本当にこうなってしまうかもと思わされる。こっちの歴史の一歩先を行っているのかもな。明治、大正、昭和、平成とどうなっていくのか気になる!

2014/11/06

ちばっち

清水さん凄いなぁ。まず家光に開国させる。そこで歴史が大きく変わっていくはずなのにやはり反発力が働くのか元の歴史に戻ろうとする所を寸での所でまた違う方向へ持っていく。それが何回も繰り返されて要所は今まで習った歴史と近いながら「そうきたか!」と何倍も楽しめる内容になっています。解説で南さんがおっしゃっていますが歴史に詳しい人ほど楽しめると思います。

2016/05/22

TheWho

徳川家光が、鎖国令を発せず逆に開国していたら、その後の江戸期の歴史はどのような変化をもたらしたか?と云うモチーフで日本史を語る歴史IF物語で、鯨統一郎的なエンタメ歴史絵巻。キリシタンは冥加金を支払うことで信教の自由を獲得し島原の乱は解決。貿易自由政策の元で、江戸期は未曽有の好景気。由井正雪は、アイスクリーム屋を開業し大儲け。杉田玄白は、海外旅行をし世界事情を出版。坂本龍馬は、米国でリンカーンと交渉、等など奇想天外な物語が展開していく。歴史好きな暇つぶしには絶妙な1冊です。

2020/05/26

Kaz

日本が鎖国をしなかったら・・・。普通なら、荒唐無稽になるはずの設定を、見事に看破した清水さん。さすがとしか言い様がない。

2019/05/07

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