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たいのおかしら (集英社文庫)

たいのおかしら (集英社文庫)

たいのおかしら (集英社文庫)

作家
さくらももこ
出版社
集英社
発売日
2003-03-20
ISBN
9784087475517
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たいのおかしら (集英社文庫) / 感想・レビュー

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Tetchy

シンプルな話が心に残る。本書では「小杉のばばあ」、「二十歳になった日」、「父ヒロシ」がそれだ。嫌われ者のばあさんの意外な素顔、二十歳になった日のある行動、父との思い出で父が嬉しそうに笑ったエピソード。実に日常的で読者の人生にも当て嵌まる、人、行動、会話だが、そんな些細なことこそが記憶として鮮明に残ることを再認識させられる。誰もが持つ何気ないエピソードをふと思い出させ、追体験させる日常性こそが著者のエッセイの強みだと改めて思わされた。やはりさくら氏のエッセイはどこか心に残るのである。参ったものだ。

2016/11/21

おしゃべりメガネ

いいなぁ、お姉ちゃん。クールな感じが笑いをパワーアップさせてくれます。アニメを観てるイメージより、さらにひとくせありそうなお姉ちゃんのキャラが印象的です。お母さんはテレビでみるイメージそのまんまな気がしますね。で、相変わらず呑気な父ヒロシがますます笑かせてくれます。作者さんの初期エッセイ三部作の完結編ですが、やっぱりさくらさんのエッセイは何度読んでも面白く、よくもまあこれだけ笑いを誘う文章を書けるもんだなぁと。笑える話だけではなく、ちょっとセンチメンタルな泣ける話もサラッと書いてしまうとこがさすがです。

2021/09/20

さくら先生のエッセイシリーズ大好きです。こちらもかなり笑いました!

ykmmr (^_^)

さくらエッセイ3冊目。さくらさんは、まる子らしく、自分の姿をありのままに、隠さないし、周囲の人の自分に対する態度も、ありのままに受け入れている。私なら、妙な『自尊心』でイライラしてしまうところを、さくらさんはさらっと、描き上げる訳で。さくらももこ=まる子の図式が出来たのは、やはり生い立ちのお陰なんだろう。こちらには最初の夫とのエピも書いてあり、前作2つより、時代が進んでいるのかな?時がすすんでも、まる子はまる子なんだろう。

2023/03/31

MI

さくらももこのエッセイ。読んでいると、ちびまる子ちゃんをみているようで、時にくすっと笑えた。私は「引越し」が面白かった。独身時代に住んだ高円寺のマンション。おしゃれで、どこかに浅野ゆうこが隠れているのでは!?でもきっと浅野ゆう子よりも地味な生活を送っているのだろう。高円寺の生活は快適だったが、そのうち結婚話が持ち上がり、旦那さんの荷物と自分の荷物を整理するのに、骨を折った。ももこさんのエッセイは最後にオチがあり、微笑ましい。父ヒロシが出てくるとホッとする。また他のエッセイも読んでみたい。

2023/06/27

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