なかよし小鳩組 (集英社文庫)
なかよし小鳩組 (集英社文庫) / 感想・レビュー
🅼🆈½ ユニス™
荻原浩さんのユーモアはやっぱり面白い。娘に対する親の気持ちのも共感できて泣ける読者の方がいるかも。グロい作品やくらい作品ばかり走った後に立ち寄るサービスエリアの感覚で読めると良いと思います。
2018/10/12
佐々陽太朗(K.Tsubota)
ユニバーサル広告社シリーズ・第2弾。愉快痛快ユーモア小説。ささやかではあっても仕事に矜持をもつお仕事小説でもある。かつ家族を思う切ない心を綴った家族小説でもある。「読んでよかった」荻原氏の小説を読むといつもそう思う。「世の中、すてたもんじゃない」「今日も頑張ろう」そんな風に前向きな気持ちになる。なんとなくささくれ立っていた気分がいつのまにか潤いを持ち、世の中を見る目つきが変わってくるから不思議だ。次は『母恋旅烏』を読もう。『噂』『さよならバースディー』も本棚にひかえている。しばらく荻原氏の世界を楽しもう。
2015/10/09
つるちゃん0719
ユニバーサル広告社シリーズ2冊目。今度はヤクザの「小鳩組」のイメージアップ戦略という仕事を引き受けてしまい相手がヤクザなので大変、中々一筋縄ではいかない面々。離婚して妻の方に引き取られた娘の早苗が家出して、杉山の家にやってきます。杉山と早苗のやり取りは面白かった。
2018/05/20
ゴンゾウ@新潮部
前作「オロロ畑でつかまえて」同様楽しく読了。今回は暴力団のイメージアップ作戦。石井社長率いるユニバーサル広告社のメンバーのキャラがハンパなく面白い。現実離れした設定だが広告会社出身だけあって妙に納得する戦略だったりする。離ればなれの杉山親娘の距離が縮まっていく様子にほろっとさせられました。
2017/02/20
紫 綺
解説にもあるようが、笑いと泣きはセットになってこそ、互いが引き立つ。スイカに塩を振ると甘さが際立つように…。ヤクザのCI依頼に奮闘するドタバタ劇から、感動の家族愛へ引っぱる展開に、腹を抱え、目尻を拭う。オロロ畑の続編。バブルの頃は、CIが大流行のおいしい時代だったなあ・・・。
2012/05/12
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