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ああ言えばこう行く (集英社文庫)

ああ言えばこう行く (集英社文庫)

ああ言えばこう行く (集英社文庫)

作家
阿川佐和子
檀ふみ
出版社
集英社
発売日
2003-05-20
ISBN
9784087475760
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ああ言えばこう行く (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ユメ

阿川佐和子さんと壇ふみさんによる往復エッセイ、ますますパワーアップした第二弾。前作以上に、相手への罵詈雑言がぎっしり並んでいる。普通、他人の悪口など読んでいて楽しいものではないが、この二人の場合、ちゃんと悪口の裏に愛があることが明白だから、安心して笑えるのだ。相手の悪態にどうユーモアを利かせて打ち返すかというラリーに身を委ねるのみ。結婚という話題は親しい仲でもデリケートなものだと思うが、阿川さんと檀さんはお互い平気でずばずば斬りこんでいく。そしてケロリとしている。この揺るぎない友情、やはり羨ましい。

2017/11/14

kazu@十五夜読書会

ご存じ独身名コンビ佐和子・ふみの抱腹絶倒の往復エッセイ第二弾。さらにパワーアップした今回のテーマは「旅」。ふたりの波瀾万丈の珍道中と胸のすく「悪口」の応酬。お見合い相手のリサイクル(?)から中国雲南省に忘れたパンツまで、話題はやっぱりどんどん脱線し、向かうところ敵なしのおもしろさ……信頼しあうこのコンビで無いと出来ない、二人の毒舌の言い合い……まとめて読まずちびちびとがよいかも?また借りよう。

2013/04/30

佐島楓

前作「ああ言えばこう食う」よりより面白かった。涙ぐむくらい笑ってしまいました。愛があってこその悪態の付き合いなので、安心して読めます。しかしおふたりとも、文章表現だけでこれほど面白さを醸し出せるというのは才能としか呼びようがない。腹筋が鍛えられました。

2014/07/29

やまねっと

人気エッセイの第二弾。とても面白かった。女という殻を被った何者かに感じた。2人に女を感じられなかった。それと同時に2人の関係でよくずっと友達関係が持つなと思った。付かず離れずでお互いを罵り合いながらも良い関係で、僕にはちょっと気持ちを押し計れない。 だが、第一弾が読みたくなったのは言うまでもない。 人のことは言えないが、結構いい歳なのに結婚できないのはお互いを想い遣れない自分が可愛いからではないか?まあ、他人事だから好きなことが言えるが。 一生連れ添っていける友達がいるのは素晴らしいことだと思う。

2024/01/22

chatnoir

お互いを、始終寝てる女、始終食べてる女と認識しているお二人。気の置けないやり取りが楽しいです。阿川父...怖すぎます。今は亡き川島さん、やっぱり華やかな人でしたね。あと、運転のくだりと、百人一首の下りに笑わせていただきました。最近お二人のエッセイ中毒です。

2016/08/15

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