ベリーショート (集英社文庫)
ベリーショート (集英社文庫) / 感想・レビュー
❁かな❁
谷村さんの作品を読むのは3作目。谷村さんの描かれるお話が好き♡高校生向けの雑誌に連載された高校生達の26のお話。タイトル通り、とても短い短編集でベリーのように甘酸っぱいショートストーリー*恋愛、友情など瑞々しく描かれています。お気に入りは爽やかな恋心の『優しい雨音』『「スキ」へ向かう夕陽の道』『十二月の或る日』。『ずっと、見ていた』『往復書簡と花と詩と』は切なく『セブンティーン』『雪ウサギ』の友情も良く『ペンギン』『今日はシチューご飯』はほっこり*何度もキュンとしたり、うるうるしたりしました*お気に入り♬
2016/08/19
優希
胸がぎゅーっとなりました。とても短い物語。多感な10代の想いがこもった小さなドラマが日常の感じそのままです。ベリーのように甘酸っぱくて可愛さと愛しさを凝縮したようでした。
2016/03/12
りゅう☆
1話を読んでてページを捲ったらいきなり終わってたので、思わず「ん?」と声が出てしまった。確かに物足りないと最初は思ってたが、そもそも「ベリーショート」なのだから当たり前と思いながら読んでたら、日常の一コマを垣間見てる感じがしてだんだん「次はどんな一コマに出会えるのかな〜」と思うと読むのが楽しみになってきた。主人公は高校生。甘酸っぱい初々しさの中での様々な悩みや思いがこれまた新鮮に感じた。「ずっと、見ていた」や「「スキ」へ向かう夕陽の道」「十二月の或る日」がお気に入り。
2014/03/20
καйυγα
Berryの如くあまずっぱい高校生たちのVery Short Story。全26篇。高校生という青春ド真ん中の時代、ふと10年前を思い出す。あの頃、夢中になっていたことや途方に暮れていたこと、子供がデキたことや就職先が決まったこと、ホントごちゃごちゃしていたなぁと改めて思う。10代ならではの、くだらない悩みと勢い余った行動が最大の美点であり汚点。無理と理解していても、本書を読めば無性にあの瞬間の自分に会いたくなる。なかには絶対戻りたくない人もいるだろうけど。超短篇でも著者の綴るドラマに強く惹かれていく。
2016/06/02
雨巫女
ベリーショートは、超短編集だから、目次イチゴなのね。
2010/08/06
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